帝都で不穏な計画が持ち上がる。
時を同じくし親友レイクが「従衛をやめる」と言い姿を消し。
東の海を越えやってくる魔物。そして、帝都を崩壊させようとする企て。
外からも内からも帝都は狙われている!? というような内容。
正直言ってもうなにがなんだかわからない。
カインパート、インフェリアパート、アヴァルパート、ハイラムパートといったようにコロコロ場面が変わります。
一読者としてはカインが読みたいのに、インフェリアがどうこういった部分を読まされるという、
物語とは関係ない部分でいらぬフラストレーションが溜まってしかたなかった。
著者としてそういう見せ方なんだろうが、
こういう物語で主人公側の話がサブキャラとも言うべき面々と同列に扱われているのはなんとも言い難い。
これは完全な登場人物の人数の弊害と置かれた立場の問題のように感じた。
信賞必罰。これが無視された時点で帝政、及び騎士の存在が薄っぺらくなってしまった。
終わりよければ全てよしなんてやってたら、裏切り者だらけになってしまいますよ。
結構しっかり詰めてくる著者だったが、そういう部分で落胆させられるとは思わなかった。
この巻ではイングリドとファリアの扱いに対して、著者の明確な意思を感じる部分があります。
そういうのも嫌いじゃないですが、寂しく感じる部分もあるのは欲張りなのでしょうか。
四巻までついてきた読者の方々にはなにも言いますまい。
このまま五巻まで突っ走ったらいいと思います。