アイルランド出身のハード・ロック・バンドのデビュー作。
一聴するとダイナミックで骨太なサウンド、グルーヴが強調されたブルーズ・ロックという事で、初期のレッド・ツェッペリン、フリー辺りを思い出してしまうが、覚えやすいコーラスや巧みな曲構成はエアロスミス、デフ・レパードやガンズ・アンド・ローゼズから来ているような…そこがレイドバックしているようで新しさも感じさせるわけなのだろう。
ヴォーカルはロバート・プラントやアクセル・ローズではなく、今は亡きレイ・ギランに近いような気がした。
1、3のようなストレートな曲ももちろんカッコ良いが、スローなブルーズから展開する5やゴスペルを導入した10を聴くと、とてもデビュー作とは思えない、ライヴで培われたバンドならではのエネルギーを感じる。
本作を極端に言えば、ツェッペリンの1st、2ndの亜流とも例えられるわけだが、今後アイルランド出身ならではの叙情性など、更に音楽性の幅が広がったらどうなるのか…将来を想像すると末恐ろしいバンドだと思う。
日本盤ボーナス3曲を聴くと、デモ音源のような13以外の2曲は本編よりキャッチーな雰囲気があり、次作のサウンドを暗示させると同時に、期待も膨らませてくれる。