近年持て囃された“エモ系”の元祖的名バンド・SUNNY DAY REAL ESTATE(以下SDRE)の、最高傑作にして最終作となる、'00年(日本盤は'01年)発表の通算4枚目アルバムです。
このSDREのデビューは'94年に、当時“何となく終わった感のある”SUB POPレーベルより発売。が、2nd('95年)後に突如解散し、リズム隊はFOO FIGHTERSに参加します。
しかし'98年、3rdアルバムと共に劇的復活し、当時台頭し始めたエモ系のトップ・バンドとしても注目されます。('99年に初来日も果たしています。)そして、傑作4thである本作をもって「さぁ、これから!」という時に、呆気なく再解散してしまいました。
本作は、ダークな1で幕を開け、軽やかさの中に仄かな哀愁が心地よい36、割とポップな4など、ヘヴィだったり爽やかだったり悲しげだったりする様々な名曲が収められています。
「アメリカのThom Yorke(RADIOHEAD)」とも呼ばれた、Jeremyの切ない・線は細いが妙に芯のしっかりしたハイトーンVo.が表情豊かな楽曲群を纏め上げ、感動と共に聴く者を暖かく包み込みます。
これはジャンル分け無用の、ただただ心に染みるロックの名盤。本当に素晴らしいバンド、でした。