栄誉ある富士見ファンタジア文庫新人賞の大賞受賞作。
富士見の新人賞は必ず大賞が出るというものではなく、その大賞が出たということで非常に期待を持って購入。
結果は、個人的にハズレでした。
「異能」がキーワードとなる中二的バトルを下敷きにしたギャグ小説なのですが、ギャグをはじめ、オリジナリティーのある部分がありません。
また、バトル部分もギャグのみで茶化し続けているため、燃える展開もなし。
後半も、口喧嘩レベルのバトルが延々と繰り返され、あからさまに続く展開で終了。
そういうラストが悪いとは言いませんが、新人賞はそれ自体で完結した作品が送られてくるのですから、私もそういう作品が読めると思っていただけに、残念でした。
おまけに、この作者はすでに他のレーベルでデビュー済み。
確かに富士見では新人かもしれませんが、もうプロなのにこのレベルでは、「新人だから」ということで、伸びしろに期待することもできません。
そんなわけで、こういう評価になりました。
お読みいただければわかるとおり、私個人の特殊な物差しで評価しているので、他の方とは違った感想になると思いますが、参考になれば幸いです。