1961年から1966年まで駐日アメリカ大使を務め、知日家で知られたライシャワ−博士が著した日本通史。
日米関係はもとより朝鮮・中国といった東アジアの歴史との関わりの中で、日本はどこから来てどこに向かったのか。
特に、明治以降、日本が何を礎として欧米列強に伍してナショナリズムの時代を活き、第二次大戦敗戦のパラダイム大変換の時代をどう乗り越えてきたのか。
若くして、ハ−バ−ド大・東京帝国大・燕京大学に学んだ、現代アメリカ切っての東洋史研究者としてのバックボ−ンから紡ぎだされる歴史観は、日・米・朝・中の四極から日本という国を理解するうえで意義深い。
日本という国は何か、日本人とは何か、考えてみたい方に一読をお薦めする。