ゴルソンからショーターへテナーが替わった時期のJMのブルーノートにおける録音。当然ファンキーの色合いが強い時期だが、ショーターのモード改革が徐々に浸透しつつある。それにしても、当時のモーガンはすごい。ちょうどこの頃来日し、ファンキーブームが到来したのだが、その原因の一端は、モーガンのソウルフルでハイノートでバリバリ吹きまくるトランペットのすさまじさからなのではないかと想像する。実際湯川れいこ氏などのコメントも残っているが、モーガンが時代を担う若手の象徴のような存在であったことは間違いない。もちろんショーターのモーダルなサックスも新鮮であっただろうし、御大ブレイキーのナイアガラ瀑布と形容されたロールドラムの魅力にも、痺れまくっていたのである。ゴルソン、モーガン、ショーター、ハバードと続く逸材が去来した黄金時代の只中のJMを知る上で、格好のアルバムであろう。