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生前見た伊丹氏は、こうしたこだわりから離れるごとくアジア調ともいうべき独特の服装をなさっていた。後半生は映画監督として高名になってしまったが、エッセイの達人としてもその独自の視点は活かされている。
1960年代に出版されたものとは思えないような内容で、今読んでも古くささを全く感じない。私は俳優および映画監督としての伊丹氏をとくに好きではないが、エッセイストとしての氏の大ファンである。ちなみに改めて読んでみて、英国車のジャガーを「ジャギュア」とよぶのは徳大寺有恒氏のオリジナルではなく、伊丹氏が言い始めたことかと感慨深かった。
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