国際関係の歴史について勉強していると、分厚い学術的な専門書ではあまりも詳細すぎて全体的な流れがわかりにくく、逆に国際関係論の本では国際関係史があまりにも簡単にまとめられ過ぎていて、必要な知識が得られないという、「帯に短し襷に長し」というジレンマに陥っていました。その点本書は、国際関係史の全体像がつかみやすく、専門書との橋渡しに最適な構成になっていると感じました。タイトルにあるとおりヨーロッパを中心にした内容になっていますが、国際関係発祥の地がヨーロッパであることを鑑みれば、決して見劣りするようなことはないと思います。