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ヨーロッパ史における戦争 (中公文庫)
 
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ヨーロッパ史における戦争 (中公文庫) [文庫]

マイケル ハワード , Michael Howard , 奥村 房夫 , 奥村 大作
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

中世から第二次世界大戦に至るまでのヨーロッパで起こった戦争を、テクニックだけではなく、社会・経済・技術等の発展との相関関係においても概観した名著。二〇〇九年に改訂された新版の本邦初訳。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ハワード,マイケル
1922年生まれ。オックスフォード大学卒業。イギリスの歴史学者。国際戦略研究所(IISS)名誉所長。ロンドン大学の戦争学部の創設に携わり、戦争史の世界的権威で、クラウゼヴィッツ研究の泰斗としても知られている

奥村 房夫
1915年生まれ。陸軍士官学校・陸軍大学卒。戦後、早稲田大学大学院博士課程修了。元拓殖大学・秋田経済大学教授

奥村 大作
1943年生まれ。ロンドン大学大学院修士課程修了(M.Sc.)。日本大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 311ページ
  • 出版社: 中央公論新社; 改訂版 (2010/05)
  • ISBN-10: 4122053188
  • ISBN-13: 978-4122053182
  • 発売日: 2010/05
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
「十三世紀から現代までに匹敵するほどの長い間、ヨーロッパでは、『平和』とはごく稀な現象でしかなかった」。

封建時代から現代まで、ヨーロッパにおける戦争の方法とその変化について述べた一冊である。歴史的な出来事を順に述べている本ではなく、兵器や兵站や兵力や戦い方やその背景に焦点を当てて解説を行っている軍事の本である。1970年代に書かれ、2008年に結びの章が加えられているとのことだ。

騎士が中心だった時代。傭兵。重商主義以降の経済力と海軍力の間の強い相関関係。ナポレオン軍の強さともろさ。科学技術の進歩が大砲を進歩させると同時に歩兵を強力にし、次第に騎兵を不要なものにしてゆく。鉄道網の進歩が大軍の移動と兵站を容易にする。国家総動員体制によって大規模な兵力が投入される。

ヨーロッパで書かれた本らしいなと思うところは随所にある。例えば、軍事の歴史に詳しい人であれば、中世ヨーロッパや、スペインやオランダ、ポルトガル、フランス、イギリス、プロイセン、ロシアについては、既に知っていることも多いだろうが、スイスが戦争の進歩に果たした役割について詳しい人は日本では少ないだろう。

訳文はあまりよくない。翻訳ものだから、ある程度は仕方のないところ。内容の理解が難しいというほどのレベルではない。
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50 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
まず、出版社に感謝したいです。戦争研究・戦略研究の泰斗のマイケル・ハワードの名著を文庫で読めるとは幸せでした。ありがとうございます。本書は戦争研究の名著中の名著であり、欧米の大学や大学院では基本文献のトップリストに上がる珠玉の読み物で、戦争と社会の相互関係を中世から現代まで考察しています。
 ハワードの本書における切り口もたいへんユニークで、1.「騎士の戦争」、2.「傭兵の戦争」、3.「商人の戦争」、4.「職業軍人の戦争」、5.「革命の戦争」、6.「国民の戦争」、7.「技術の戦争」、8.「核の戦争」といった興味深いテーマが並んでいます。有名な歴史家の言葉を借りると、「ヨーロッパの戦争の歴史をこのように簡潔かつ完全に提示した本はない」とのことです。
 そして、何より勉強になったのは、日本の戦争研究・戦略研究の第一人者の石津氏による「解説論文」でした。おそらく、ハワードの生涯と主な業績をこれほどコンパクトにまとめた「ハワード論」は、欧米にもほとんどないと思われます。聞くところによると、石津氏はイギリスでハワードに直接薫陶を受けた経験を持つとのこと。日本でも石津氏のような世界基準の研究者がいるんですね。
 ハワードの珠玉の名著と最高のハワード論、加えて、文庫というのがリーズナブルで良いですね。願わくは、石津氏の解説論文のなかに出ていたハワードの他の本も、文庫で翻訳出版して欲しいです。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By モチヅキ VINE™ メンバー
形式:文庫
 1922年にクエーカー教徒の家庭に生まれ、第二次世界大戦に従軍し、クラウゼヴィッツ研究や英軍への教育で知られ、爵位を持つ軍事史研究者が、1976年に刊行した本を2009年に改訂したものの邦訳。まず中世の異民族侵入の中で、欧州は封建騎士中心の軍制を発展させたが、武器の重装化や火器の発達は騎士の役割を後退させ、人口と富の増加は傭兵を増加させた。やがて国庫から俸給を支払われる三兵種から成る傭兵主体の常備軍が絶対王政の下で成立してくると、要塞が火器による攻撃に耐えられるように強化され、傭兵は大会戦を避けながら市民に寄食した。しかし海外からの富は国家の支配力を拡大させたため、北西欧諸国は武装した商船による私掠活動を活用して南欧の富と植民地を争奪しつつ重商主義政策を進め、安定した兵站によって軍隊の規律を強化し、下層民を徴募して専門的軍隊を発展させた。さらに、フランス革命は愛国的ないし民族的な熱情を持った国民軍の力を各国に認めさせ、鉄道と通信の発達は戦場に投入可能な軍隊の規模を拡大した。兵器の性能も飛躍的に向上し、科学技術は戦争に動員され、情報戦や銃後への空爆が大きな意味を持つようになった。こうして、総力戦の下で戦われた二度の世界大戦は莫大な戦災をもたらし、平和主義の発展に寄与することとなるが、他方で核兵器の登場は戦争のあり方を根本から変えた。大戦後にはヨーロッパが米ソへの軍事的従属と植民地の喪失によって世界の中心ではなくなったこと、対テロ戦争も軍隊よりは警察と情報部により対処されるべきものであることが、その後本書で述べられるが、もはやこれはただのエピローグにすぎない。このように本書では、中世から現在に至るまでのヨーロッパ軍事史の大きな流れが、社会的文脈の中で(技術についても触れられるが、それを過大評価はしない)、しかもコンパクトに論じられている。
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戦争を歴史の中で正確に位置づけるために格好の良書
およそ「政治と戦争」を語る本で、本書以上の本を見いだすことは難しい。
レビューがあまりにも良い評価だったので半信半疑で購入して正解でした。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: gaki15
豊富な資料
他の方々が書いているとおり、
とても勉強になり、ためになる資料的価値のある書です。
購入してよかったです。
投稿日: 4か月前 投稿者: kai
良書
良書で、豊かな内容。騎士や傭兵、商人、専門家、の戦争と、戦争の担い手についてどう移り変わっていったか書いてある。注や参考文献もちゃんとついてるので、後の学習にも役... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: takupyon
名著
軍事史みたいだが、ハワード自身が言うように軍事史の本ではない。軍事という視点を使ってヨーロッパ史を見ていく本。エッセンスが200ページそこそこの中に詰まった、権威... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: yamataka
戦争抜きでは語れないヨーロッパ史
この本の解説を担当している石津朋之氏の『名著で学ぶ戦争論』の中で紹介されていたので、この本に関心を持っていました。本文は、封建騎士、傭兵、商人、専門家、革命、民族... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: む〜ん
格調高い解説論文
この本は世界を代表する戦争史研究の大家マイケル・ハワード博士の代表作ですが、これにハワード氏の愛弟子である石津朋之さんが解説を書いているという、まさに夢のような一... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: みこ
戦争、という視点でヨーロッパ史を再構築する
ヨーロッパを深く知る上で、戦争の知識は欠かせないものであろう。ヨーロッパ史はある意味... 続きを読む
投稿日: 24か月前 投稿者: 一市民
すばらしい解説文
ハワード氏の『ヨーロッパ史と戦争』は欧米では教科書として使われているといわれ、日本でも翻訳が出ていましたが、暫くの間絶版になっていました。それが今回、新たに改訂版... 続きを読む
投稿日: 2010/5/26 投稿者: ボスねこ
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