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ヨーロッパの中世美術―大聖堂から写本まで (中公新書)
 
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ヨーロッパの中世美術―大聖堂から写本まで (中公新書) [新書]

浅野 和生
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

古代ギリシア美術といえば「ミロのヴィーナス」、ルネサンス美術といえば「モナ・リザ」。さて、典型的な中世美術といえば、何だろうか。キリスト教美術というイメージもあって日本人にはとっつきにくい印象があるが、先入観を取り払って見てみれば、奥深く多様な魅力に溢れている。エフェソス、ラヴェンナ、ブリュージュなどの遺跡や町をめぐり、大聖堂のステンドグラスを見上げながら、未知の世界に触れよう。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

浅野 和生
1956(昭和31)年生まれ。大阪大学大学院博士課程中退。ギリシア国立アテネ工科大学建築学部美術史学科留学(ギリシア政府給費留学生)。愛知教育大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 319ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2009/07)
  • ISBN-10: 4121020146
  • ISBN-13: 978-4121020147
  • 発売日: 2009/07
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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By 革命人士 トップ500レビュアー
形式:新書
「巡礼」「聖遺物」などいくつかのテーマに分け、中世ヨーロッパ美術について描いた。本書を読んでいると、作品説明が即ち当時の歴史やキリスト教の説明となる。美術が信仰と分かちがたくつながり、その美術観に充ちた市街地設計の中で人々が暮らしていた。ブルージュ、シエナ、スプリトなど中世の構造、建物が残る街で今も人々が暮らしているのを見ると、確かにキリスト教にとらわれた文化ではあったが、ヨーロッパの人々の根底にある「静的な美」が今も人間を引きつけるのだと思う。元々中世が好きではあったが、読んでいると中世の持つ「停滞」「重苦しさ」というイメージより、華やかさを感じた。

美術書なので当たり前ではあるが、図版が非常に多いのがよい。美術はできればオールカラーが良かったのだろうが、写真がないのとは雲泥の違いだ。一品一品について、なじみのない時代・宗教背景を加えつつ紹介しており、仕事の丁寧さも感じる本だった。
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By ヒデボン VINE™ メンバー
形式:新書
 ヨーロッパの中世美術の基本的なところを要領よくまとめた好著である。ヨーロッパの中世美術といえば、キリスト教美術が中心になる。本書はそもそものこの宗教の起こりから始まって、カトリックとギリシャ正教への分裂、時の権力者の弾圧と容認等々の歴史的背景が語られる。歴史的背景が語られたあとで、おもむろにその美術的成果に入っていくので、とてもわかりやすい。実際に本書で紹介されている建築物、絵画等々を観る際に鑑賞度が深まることは間違いがないだろう。美術品は、目の前にある現物が「美しい!」と感じればそれでいいとは著者は考えていないのだ。

 「です」「ます」調のやさしい文章で、内容的には決して難しくはない。どんどん読み進むことができる。読み終わった後に何も残っていないようでは困るが本書にはその心配がない。章ごとに理解が深まるように書かれているので、読み終わったあと、良い意味で「もう一度読み返してみようか」という気になる。

 巻頭のカラー口絵を含め、多数の写真が理解を深めるとともに、囲み記事の「コラム」がなかなかいい。「美術の主題とされることが多い聖書のエピソード」なんて、なかなか類書にはない試みではないだろうか。さらに、「フレスコ」「テンペラ」等々の絵画技法のごくごく基本的なところも書かれているのは、美術ファンにとっては誠にありがたい。
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
通史ではなく、「修道院」「巡礼」「聖堂の壁画」「写本」というようにトピック別で中世美術の見どころを解説しています。
これまで全集などで、写真も見て解説も読んだけど、「さて修道院ってそもそも何?」みたいなところがありました。この本は、そういう疑問に答えてくれます。
文章は読みやすく、内容は深いです。特に中世美術とルネサンス美術の問題については、「うーん」と考えさせられました。

最初に美しいカラー口絵がついていますが、同じ中公新書の「ロマネスクの旅」シリーズのように、全ページカラーで中世美術のことを色々説明する本を出してほしいなあと思います。
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