現在、私生活も充実し、心身の健康状態も最高のジンジャーが、まさにアップの状態で前作から1年というインタバルで発表したソロ2作目。
ワイルドハーツやシルヴァージンジャー5というヘヴィ・ロックンロールのフォーマットから解き放たれたソロの世界なので、前作同様、ポップで軽やか、かつ音楽性にも多様なカラフルさが満ちている。
本作は更に40名近くのゲストミュージシャンが参加し、まさに録音自体がお祭り的な状態だったのだろう、シャープなリズムセクションも軽やかに、一流の娯楽作品に仕上がっている。
個人的には、ビートルズ・ミーツ・メタリカ、というキャッチーかつヘヴィなサウンドが最高だと思うので、ここで聴かれるポップ・フォーマットの作品には星は1つ減じてしまうが、メロディの冴え、予想を裏切りつつ唸らせる展開の妙、どれも彼ならでは、の個性に満ちている。これを、アーティストとしての円熟と捉えれば、全く以って大歓迎である。