前巻まで、いかにも漫画チックな暗殺者が話に登場したりして、何となく面白いんだけどこの展開何か意味あるのかなー、と感じていましたが、この巻でそのあたりの伏線が見事に回収されています。
どんな方向に向かうのか分からなかった物語の全容が、ほんのうっすらとですが見えてきた気がします。
また、物語の展開もさることながら、ココとCIAのブックマン、相対立する二人が共に抱える根源的・圧倒的な孤独感にこの巻では打ちのめされました。
たとえ優秀な部下や仲間と常に共にあっても、彼らと分かつことの出来ない絶望的な孤独。皮肉にも敵対するココとブックマンの二人が共に同じそれを抱えたまま、どこかに向かおうとしている姿に、心が震えました。
こんな凄い漫画は久しぶりです。まだまだ伏線が仕込んであるようなので、この先も楽しみです。