一番最初にヨルムンガンドの表紙を見た時、あまり自分好みの画風ではないかも……と思って5巻が出るまで購入していませんでしたが、読み出してみたらはまりました。
武器商人ココと、それを護衛する面々の物語なのですが、アクションあり笑い有りシリアス有り……と、読ませるストーリー展開は上手いと思います。
大体一巻に付き、一人にスポットを当てた感じで構成されていますが、今回は「ナイフ使い」であるバルメの物語。
軍人時代に受けた屈辱と、部下達への鎮魂のための復讐劇。
ココの元を離れる事になろうとも決断し、4巻で「不毛」だと語ってさえ、突き進まなければならなかった軍人としてのバルメの心情。
そんなバルメを支えるヨナの存在……そして、カレン・ロウの無情な叫びが、この巻だけではなく、ヨルムンガンドの世界観の欠片を垣間見せていると思われます。
ガンアクションやミリタリー系に偏りすぎず、登場人物達の内面を掘り下げている面など、ストーリー性も相まって、ヨルムンガンドは本当に面白いと思います。