tenkla「ヨメイロちょいす」3巻目。今回も非常にバカバカしい、際どいネタのオンパレード。
ここまで突き抜けてると逆に気持ちよく、そのスピード感には心地よさも覚えるほど。
またパロディやデフォルメに関しても益々大胆になってきて、この壊れっぷりは作者本来の持ち味だと云える。
きちんとポテンシャルを発揮した安定した3巻。
と、同時に1巻で垣間見せたシリアスモードが所々で、ちょこっとだけ復活している。
4人目の娘が襲いに来るエピソードや、芽吹とサクのエピソード、また驚いたのはみんなで海に行く話があるのだが
それのオチが珍しく「いい話」的な落とし方になっているのも新鮮で面白かった。
2巻ではひたすらに馬鹿話が強烈なカタチで描かれていただけに、その反動ともいえるそういった構成は個人的に面白かった。
これからもそういった面や、ラブ方面のエピソードにも期待してみたい。意外とイケると思う。
そして最後に載ってる話はコメディとしてとても秀逸だと思う。どんどんとエスカレートしていく展開が面白い。
オチとか何気に上手いなあ、と思う。
こういったアナーキーな話はこの作者独自のものだと思うので、これからも賛美両論バッサリ分ける形でどんどん描いていってもらいたい。
無茶苦茶やってるだけのように見えて、実は意外と良く出来てるんじゃないかと思ったり。
ただ、パロディ満載で手抜きしまくりのおまけページは確実に無茶苦茶やってるだけだけど! 色々と笑ってしまった。
余談だが、16話の扉絵が凄い好き。雰囲気出てる。こういう感じのイラストももう少し見てみたいですね。