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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
面白いけど・・・,
By Helsinki28 (板橋区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ユーロ連鎖不況 (PHP新書) (新書)
ヨーロッパに関する記述は大変面白く、著者の思いを本の中で理解することができました。著者の分析視点は明快で、大変参考になります。ただし・・・ 1 他の方も述べていらっしゃるように「日本国債」の話はちょっと??な部分もあり、興味ない人は読み飛ばしてもと思います。 ' 2 ヨーロッパ関連の資料見るとBNPパリバが多く、現在イタリア国債・スペイン国債・ギリシャ国債という爆弾を最も抱えている銀行であることは有名(総額5兆円)。本が出された段階で、著書の立場や知識レベルで知らなかったとは到底思えない。それにも関わらず、BNPパリバやフランス財政への分析的視点は文章中にはほとんど見られない。大変失礼かも知れないですが、ここに「アナリスト」と「アカデミズム」の差を感じてしまいます。
8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
財政危機に警鐘を鳴らす,
By サプリ (千葉市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ユーロ連鎖不況 (PHP新書) (新書)
欧州危機と日本の財政危機の関係をわかりやすく解説した良書。 ギリシャ危機が欧州各国に 波及した理由をロジカルに説明した上で、 そもそもソブリンリスクとは何かを丁寧に解説し、 どのような経路を通して、 日本の財政破綻が顕在化するかを、 債券市場に詳しい著者が、 シミュレートしてくれている。 振り返ってみると、 ユーロと日本の財政危機には因縁がある。 橋本政権の財政構造改革は、 ユーロ統合が背中を押した。 仮に、日本が欧州にあった場合、 当時の財政状況では日本はユーロに参加できなかった。 「それは情けない」ということで、 消費税増税を中心とする六大改革を推進したのが1997年、 金融危機がその翌年だった。 日本人は、誰々みたいになってはいけないと怒られると、 妙に説得される。原理原則が希薄だからであろう。 下手をすると、付和雷同になる。 「バスに乗り遅れるな」は、日本の負けパターンである。 そうならないためには、その「誰々」がなぜ、 大変な目にあっているのかをきちんと知っておかねばならない。 だから、ギリシャ危機も勉強しておかねばならない。 ギリシャや欧州の事情を自分の頭で理解したうえで、 「そういうことなら、我々も対応を考えねばいけない」、 あるいは、「ちょっと彼らと自分は違う」と 自分の頭で考えねばならない。 自分の頭で、考えるためには、 まず、情報と知識を得なければならない。 その際に役に立つのが専門家の知見であり論点整理だ。 欧州問題を相対化するためにも、 ギリシャ危機と日本の財政問題の 関係を勉強しなければならない。 その意味で、「ユーロ連鎖不況」は、 書かれるべき本であったし、 一読の価値はある。
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
興味あれば読むべし,
レビュー対象商品: ユーロ連鎖不況 (PHP新書) (新書)
中空氏のアプローチは読者目線で読みやすい。前回の「早わかりサブプライム不況 「100年に一度」の金融危機の構造と実相 (朝日新書)」 もすっと内容を理解できるような文章。 タイトルに 魅力を感じたなら手にとって、読んでみるべし。 難しい話も、中空氏にかかるとすんなり自分のものになる。 ユーロ連鎖不況なんて日本には関係ないと思っている「あなた」は まず、状況を知るべし。 テレ朝のステーションで、空虚に聞こえてくる特集よりはるかにわかるし、 NHKでは、伝えきれない裏側も垣間見ることができる。 深く考えなくても状況を把握できる、非常に読みやすい一冊。 自分の考えをまとめるのには非常に役立ちます。
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