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ユーロが危ない (日経ビジネス人文庫)
 
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ユーロが危ない (日経ビジネス人文庫) [文庫]

日本経済新聞社
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

巨大ユーロ経済圏が弱小ギリシャ経済の財政危機から大混乱! 誰も想定していなかった事態は何故起き、混迷はどこまで続くのか? 危機の源から拡大する事態までを、欧州の最前線の日経記者が活写する最新レポート。

内容(「BOOK」データベースより)

巨大なユーロ経済圏が弱小ギリシャ経済の財政危機で大混乱!サブプライム問題が引き起こした金融危機は、世界経済危機の第一幕に過ぎなかった―。誰も想定していなかった事態がなぜ起きたのか?混迷はどこまで続くのか?危機の源から最新の事態までを、欧州の最前線から活写する。

登録情報

  • 文庫: 249ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2010/10/2)
  • ISBN-10: 4532195616
  • ISBN-13: 978-4532195618
  • 発売日: 2010/10/2
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 左党犬 トップ500レビュアー
 日本経済新聞社の欧州特派員が足で稼いで取材した「ユーロ危機」をめぐる現地報告。文庫版オリジナルである。

 本書を通読しての感想は、結局のところ共通通貨ユーロとは、かつてのドイツマルクの実質的な適用範囲を欧州全域まで拡大したものであり、一番メリットを享受したのが、ドイツそのものであったということだ。その意味では、本書がドイツに多くのページを割いていることは大きな意味がある。EUは、政治大国のフランスと経済大国のドイツが中核国として実質的に仕切ってきたわけだが、経済的なパワーを背景にドイツの政治的発言力がさらに増しているということが手に取るようにわかった。

 しかしながら思うのは、加盟国の国内財政問題に介入できないEUの統治機構の弱さとスピードの遅さだ。これでは、国連並といわれても仕方あるまい。
 さらに本書の重要な指摘は、EU域内での不均衡の拡大についてである。国際競争力をもつドイツ、オランダ、フィンランドといった国々と、国際競争力に劣るギリシア、ポルトガル、スペインといった南欧の国々との域内南北格差。とくに、ポルトガルがさらに衰退する可能性の岐路にたっているという記述を読むと、他国のことながら暗澹(あんたん)とした気持ちになる。若者に夢のない国として、母国に見切りをつける動きがでているらしいのだ。
 また、欧州内部のユーロ圏と非ユーロ圏との関係は、非ユーロ圏の英国やスウェーデンのスタンスを知ることの意味を教えてくれる。EUに加盟すらしないスイス、ノルウェーについての記述がないのが残念だが。また、EU加盟準備中の中東欧諸国の動向についても興味深い。ユーロに加盟することのメリットとデメリットを慎重に考えなくてはならない状況になっているからだ。

 日本経済新聞社=編の本は、いつものことだが単独執筆ではなく、複数の記者が書いた新聞記事の再編集なので、あまり読みやすいとはいえない。
 とはいえ、ドキュメントとしての強みは、現地に取材網をもっている経済紙ならではのものである。読者が知りたいことにはかゆいこところまで答えてくれる、過不足ない記述となっているといえよう。
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By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
「ギリシャの教訓は、国家がいったん信用を失うとその回復にはとてつもない時間とコストがかかるということだ」。

ユーロ危機についてまとめたレポート。日本経済新聞社のヨーロッパ総局及び各国の支局の記者達10人が新聞の連載記事を元にしてまとめた書き下ろしの本。ごく基礎的な経済の知識があれば、それほど読むのに時間はかからない。

ユーロ危機の説明だけでなく、ECB及びEU各国の状況にも詳しいのが特徴。例えば、ユーロの下落によって輸出競争力の恩恵を受けているが、責任も大きいドイツ国民の複雑な心境。サルコジ大統領の人気低迷と政策の方針転換で産業界の反発を招いたブフランスの対応。不動産バブルがはじけたが、地方の権限が強く中央集権での改革が進まないスペイン。強い産業がなく、翻弄されるポルトガルなどの小国。あきらかになったギリシャの財政規律の乱れ。金融危機への対応は早かったが、民間のツケを国に回したことへの対処に苦しむイギリス。

ユーロが抱える構造的な危うさについても明らかにされている。通貨はひとつなのに財政政策はバラバラ。同一通貨地域内での格差。ドイツが抱える不公平感。各国の意見がまとまらないことによって危機への対応が後手に回りがちになる。リスボン条約における非救済条項の制約。

ユーロ安は日本の輸出企業に大きな打撃を与えている。また、本書を読むほとんどの人が、「日本は大丈夫だろうか」という不安を抱く筈だ。ギリシャのように国債の7割を海外が引き受けていたという国とは確かに事情が違うが、日本の財政赤字の規模は本書で取り上げられている国々のレベルよりも桁違いに大きい。対岸の火事ではないように思う。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ギリシャ問題発生に係るユーロ圏の政策当局者の動きがよくわかる。日経記者の現場での肌感覚が伝わってくる。但し、各章の執筆者が同一局面を違った角度から書く意味は理解できるが、纏めれば、もっと薄くなるであろう!とくに、トリシエ氏の人間的、官僚的性格が分かったところは、この本から唯一えられたところ。その他は、what happenedのreviewにはなるが、あっそ!という感じ。図書館にあれば、借りてよんでもいい。所要時間1日以内!お勧めは、中央大学の田中先生の本を読む前に、読んだらいいでしょう!外為証拠金取引でユーロを扱っている人は、必読!
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