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ユーロ―統一通貨誕生への道のり、その歴史的・政治的背景と展望
 
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ユーロ―統一通貨誕生への道のり、その歴史的・政治的背景と展望 [単行本]

デイヴィッド マーシュ , David Marsh , 田村 勝省
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,360 通常配送無料 詳細
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商品の説明

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

マーシュ,デイヴィッド
公的通貨・金融機関フォーラム(OMFIF)の共同議長、SCCOインターナショナル社会長、バーミンガム大学名誉教授。1978‐95年にフィナンシャル・タイムズ勤務、その間にフランス・ドイツでの駐在経験があり、ヨーロッパ担当の編集主任も務めた。2000年に大英帝国より勲爵士(CBE)を叙勲され、2003年にドイツ連邦共和国功労賞を授与された

田村 勝省
1949年生まれ。東京外国語大学および東京都立大学卒業。旧東京銀行で調査部、ロンドン支店、ニューヨーク支店などを経て、現在は関東学園大学教授、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 552ページ
  • 出版社: 一灯舎 (2011/05)
  • ISBN-10: 490353250X
  • ISBN-13: 978-4903532509
  • 発売日: 2011/05
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.6 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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ギリシャ問題で揺れているユーロの歴史について、60年代ごろまでさかのぼって、当事者への直接インタビューや、未公開の公文書、書簡などの資料を駆使し、これまで知られていなかった事実を明らかにしていきます。冷戦時代に「フランスには核兵器がある。ドイツにはマルクがある」なんて言葉を言う人がいましたが、この本でジャック・アタリがドイツ政府との会合で行った言葉が起源と知りました。そのほか、あの時は裏側であんなことがあったのかという新事実が満載です。ただし、分かりやすい背景説明はほとんどなく、著者の解釈も控え目で、よっぽどのユーロヲタクでないとついていけないことも確かです。債務危機でユーロの将来は不確かになってきましたが、将来を見通したいと決意した方は、これくらいの知識を仕入れておいて損はないでしょう。EUを知りたいという人も必読です。仲よしを装うEUや独仏が、テーブルの下でいかに激しく蹴飛ばし合っているか!
オリジナル英語版を見ていないので、原因について何とも言えないのですが、記述の中には細かい技術的な点で明らかな間違いがかなりあります。訳文も、正直言ってこなれていないし、こういったことで読みにくさが一層強まっているのはちょっと残念です。
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2回の世界大戦を経験し、東西に分断された上に、ドルやヨーロッパ内の様々な通貨間での平価切り上げ切り下げに振り回され続けいてきたヨーロッパの国々が、何を期待して「ユーロ」を生み出したのか、単なる解説ではなく、著者が個人的にも知っているのであろう、ヨーロッパの政治家達が時には公の席で、時には極めてプライベートな席で、丁々発止を繰り返し、ヨーロッパに統一流通する通貨を編み出していった過程が、非常に人間くさいドラマの繰り返しであることが、本書を読むに従って明らかになるところに、惹きつけられました。戦災を直に体験した世代から戦争を知らない世代にいたる人間群像の織りなす姿のこそ、ヨーロッパらしい物事の決まり方なのかということがよくわかります。通過こそ人類が発明した最大の文化なのかも知れません。
私が本書を読み出すきっかけは、ユーロ危機でした。ユーロは、ヨーロッパ諸国を巻き込んだ、後戻りのできない、壮大な実験のような気がします。決して、金融のプロではありませんが、2012年の今、そこで繰り広げられている展開が、過去から連続していることを理解しながら、今後のユーロの姿を見守りたいと思います。
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