2対2か4対4の対戦時の作戦打ち合わせにボイチャは必須ですが、音声認識機能の使用は必須ではありません。コントローラと別系統の命令を同時に出せる訳ではないですし、音声命令中は当然ボイチャはできませんし、画面が命令文で埋まって状況認識を妨げます。いずれは実用段階に達するでしょうが、まだ発展途上の機能ですので、多くを期待しない方がいいでしょう。逆に言えばマイクが無いからといってプレーを諦める程のこともありません。
本作の目玉は世界中のプレーヤーが三陣営に分かれてしのぎを削る、シアター・オブ・ウォーですが、残念ながら運営がうまくいっていません。
まず第一に、欧米での発売から4ヶ月経っているにもかかわらず、勝利条件という根幹のルールすら、固まっていません。発売直後の第1フェイズは勝利条件変更による突然の終了通告、第2フェイズも昨年末以降90日以上停滞した挙句、勝利者無しで仕切り直しになり、再開はされましたが今後のルールをどうする気なのか未だに不明確です。
第二に、第一の問題を解決するため、度々サーバ側で修正が入り、データ破損による巻き戻し・サーバのパンクが日本語版発売後に限っても各一件、修正作業の遅れによる開始時間の遅延は数え切れぬ頻度で起こっています。2件の事故については全プレーヤーにゲーム内通貨を配るという謝罪がありましたが、英語ですらスレッド内での発表で、無論日本語公式ページに言及はありません。サーバメンテナンスは毎日日本時間午後5時から7時過ぎですので、遅延は即プレー不能を意味しますが、これも英語公式にすら予定を発表しません。
第三に、陣営によるプレーヤー数の偏りが酷く、対戦が成り立ちにくい状態にあります。米国陣営プレーヤーが多く、自軍に有利な対戦場を選べるので、欧露陣営のプレーヤーがクイックマッチで引くのは、米国有利なマップばかりになりがちです。実績解除という逆インセンティブがあるため、この状態の是正をプレーヤー側に要請するのは無理があり、と言って管理者側が強制措置を導入する予定も無く、再開された第2フェイズは、荒れ果てた展開になっています。
発売後4ヶ月経ってもこの有様ですので、今後画期的な修正があったとしても、(欧米の方がプレーする時間帯にプレー可能ならともかく、メンテ明けの時間帯がメインならば)プレーヤーが戻ることは期待薄です。今から買うのでしたら、ソロ・フレンド対戦専用と割り切って、それに見合った価格で買うべきでしょう。