なんといってもその美しいグラフィックとサウンドが醸し出す世界観がすばらしいです。
おとぎ話の中に舞い込んだかの様な美しい舞台は、ぜひHD画質のディスプレイで堪能していただきたいです。
また、私はサラウンドヘッドホンでプレイしていたのですが、細かな環境音まで作り込まれた空気感は秀逸で、自分のまわりにある自然を肌で感じることができます。
シームレスで広大なフィールドを走り、跳び、時には敵と戦いながら、「穢れ」に穢されてしまった土地を浄化することが目的となります。
「死」という意味でのゲームオーバーはなく、高いところから落ちる、敵にやられてしまう、といった時にでも、プレイヤーの相棒である「エリカ」が助けてくれるので、ミスをしてもすぐにやり直すことができます。
ステージのルートもエリカが指し示してくれるので、迷うことはなく、比較的スムーズにゲームは進行します。
このゲームにおいてエリカはプレーヤーの救済措置としてあらゆるところで活躍するのですが、それがこのゲームの難易度をカジュアルにしている要因です。それが過去のシリーズを体験しているひとにとっては物足りないかもしれません。
エリカとはプレイ中にボタンひとつで会話することができ、エリカとの会話から、舞台背景や世界観、ストーリーを知ることができます。
このエリカとの関係が、物語の最初から最後までのテーマとなるのですが、がっかりしたのは吹き替えのひどさ。
女優の成海璃子が声をあてているのですが、声優のそれとは違い、素人臭い演技が気になります。
それも終盤では慣れてしまうので、やる気をなくすほどではないのですが、世界観を担う重要な役回りなので、やはり残念なのは残念です。
そしてゲームとして残念なのは、「作業感」を感じてしまったことです。
とあるステージを浄化→別のステージへ、の単調な繰り返しなので、長くプレイすると飽きが来ます。
また、「光の種」と呼ばれるポイントを集めなければいけないのですが、ゲームの進行に必要であるものの、物語との関係が薄く、集めるためのモチベーションを保ちにくいです。
テレビゲームとは総じて作業の繰り返しの積み重ねなのかもしれませんが、それをプレイヤーが感じとってしまうと「やらされてる感」が強くなって萎えてしまうので、そこは考えてほしかったところでしょうか。