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ユートピアの崩壊  ナウル共和国―世界一裕福な島国が最貧国に転落するまで
 
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ユートピアの崩壊 ナウル共和国―世界一裕福な島国が最貧国に転落するまで [単行本]

リュック・フォリエ , Luc Folliet , 林 昌宏
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「これはナウルだけの問題なのか――。破綻した島国から現代社会への警鐘」。

豊富なリン鉱石資源の輸出により実現した、労働の義務から解放された税金なし・社会保障完備の〈地上の楽園〉は、なぜ短期間で破綻してしまったのか?
豊かだった国が危機意識を欠如したまま財政破綻に陥る時――。
太平洋に浮かぶ世界一小さな島国を襲った悲劇の物語から、私たちが学ぶべき教訓とは何か。

内容(「BOOK」データベースより)

これはナウルだけの問題なのか―。豊富なリン鉱石資源の輸出により実現した税金なし・社会保障完備の“地上の楽園”は、なぜ短期間で破綻してしまったのか?太平洋に浮かぶ世界一小さな島国を襲った悲劇の物語から読み取るべき教訓とは―。

登録情報

  • 単行本: 216ページ
  • 出版社: 新泉社; 1版 (2011/1/28)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4787710176
  • ISBN-13: 978-4787710178
  • 発売日: 2011/1/28
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ys1001
ナウルの栄光と、その転落。

一つの資源に頼って暮らしてきた国、ナウル。
税金もなく、働く、家事をする、、ということすら忘れてしまった国民。
いつか資源が、尽きるだろうことも、考えていなくもなかったけれど、
きちんとしたビジョンをもった指導者がなく、
かなりの資産も、
禿鷹の食い物になるばかり。
国民も思考力がなく?
とうとう崩壊し、最貧国へと転落した。

下手な怪談より怖い。
まだまだ、続編がありそうだ。
自分が、自分たちが同じような道筋にのっていないか?
今の自分たちはこれで大丈夫か?
と、、自問する、、。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
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ナウル共和国Republik Naoero (ナウル語)Republic of Nauru (英語)は人口10,131人。
太平洋南西部に浮かぶ珊瑚礁のナウル島からなる共和国。国土面積は21km2であり、バチカン市国、モナコ公国に次いで面積が小さい。
国内には都市が存在しないため、首都の概念がない。

島の中央部は良質のリン鉱石(グアノ)からなる台地であり、島の面積の約80%を占めており、標高は約70mである。
リン鉱石は数百万年の間堆積した海鳥の糞に由来する。この大量のリン鉱石の存在が島の運命を狂わせた。
ナウルはこれら燐鉱石を売って儲けた金を国民全員に分配した。国民は世界で最も高い生活水準を享受し、
国は国民に対し税を徴収せずに、無料の医療、教育、年金、手厚い社会福祉を提供した。
必要もないのにどんどん公務員を増やした。
かつては住民は漁業と農業で生計を立て貧富の差もなく平和な生活を送っていた。
しかし、リン鉱石がもたらす不労所得が島民の生活や文化を大きく変えてしまった。
ほぼすべての労働者は出稼ぎ外国人であり、国民は働く必要がほとんどなかった。
食事も中国人の経営するレストランで三食済ますといった生活であった
島の人はドイツや日本やイタリアの高級車を手に入れ、島の周りをグルグルと回ってひがな過ごした。
しかし、政府は何もしなかったわけではない。政資源の枯渇を心配し、海外に投資した。
しかしそこに群がったのは、怪しげなコンサルタントだった。島の人々はあまりに経済や財政にに無知であった。
だまされたのである。投資した金は訳のわからぬまま消えて行った。
そして、20世紀末に鉱石が枯渇し、島は深刻な貧困に見舞われた。

島は生きるために様々にあがいた。
マネーロンダリングの銀行を黙認した。
オーストラリア政府から補助金をもらいそのかわり、オーストラリアにやってくる難民を受け入れた。
しかし島は今も基本的インフラを維持するのでさえ困難な情況にある。

その島に持ち上がっているのが再びリン鉱石を掘削する話である。
リン鉱石は、まだ枯渇していない。枯渇だというのは掘り方がまずかっただけなのだ。
そして島は……

なにか中東や古い中国の寓話みたいな話である。しかし現代の話なのである。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By iccinc
リン鉱石で大儲けした大金を生かせなかった人口一万人弱の小島の実話。
濡れ手に粟の収入のある資源国の悲喜劇であるが、世界中の詐欺師に資産を毟り盗られ、後には糖尿病と荒廃した国土が残った。
放漫時代に育った若い世代は家事のイロハも出来ない。

日本でも車社会以降の世代は集中力のテストでは反応速度が10-20%低下している。詳細:www.f6.dion.ne.jp/~iccinc
車、リモコン、エスカレーターと便利な社会の警告でもある。

余りに少人口でよほど人材に欠けていた小島の話ではあろうが、同じように政治家の人材に欠ける日本の将来にダブル面もある。

一読を奨める。
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