おもな内容は、ユースケースの主要な要素であるアクター、利害関係者、設計スコープ、シナリオなど。アクションステップおよび推奨フォーマットを含むユースケースのスタイルガイド、効率よくユースケースを書くためのヒント、いつどこで使えば良いかコメントをつけたユースケーステンプレート、ユースケースの利点を活かすための方法論などを、詳細に解説している。付録では、UMLにおけるユースケースの説明、用語集と参考文献の一覧を載せている。また、初級者から上級者向けのテーマを用意し、それぞれのテーマについて、概念、例、メモ、練習問題という流れに沿って、独学できるように構成されている。
著者のアリスター・コーバーンは、コンサルタントとして長年ユースケースに携わってきた。本書は、その経験をもとに著者が実践してきた内容を体系的に説明している。実務で効果的にユースケースを書くための参考書としては格好の1冊である。(大塚佳樹)
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最も参考になったカスタマーレビュー
38 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ユースケースを書く技術を教える本の中で考えうる限り最高品質,
By
レビュー対象商品: ユースケース実践ガイド―効果的なユースケースの書き方 (OOP Foundations) (単行本)
ユースケースを書くということ自体は、ビジネスモデリングやシステム設計のあらゆる段階で応用できるということはよく言われているし、説明されればなるほどごもっともと納得できるが、いざ書こうと思うと、一体何を記述すればいいのか分からなくなる。それはユースケースというのが本質的にはただの散文の集まりにすぎないからであり、根本的にはユースケースの書く側の問題の捉え方・整理の仕方に全てかかっているからじゃないだろうか。 それなのに従来のこの手の本といえば、書き方と簡単な例を示すだけで、具体的に何を根拠にして書くのかということに対して比較的無頓着な傾向があったと思うし、それを読んだ読者は一度は分かった気になるが、再びワープロに向かうと「何を書けばいいのかわからない」となることがあまりにも多かったように思う。 それに対して、この本はユースケースを書くために必要となる「視点」を読者に与えており、ユースケースといえど、所詮は散文の集まりであるのだから使う時と場所、問題把握のための視点と整理という基準をどのように持つかということを丁寧に教えている。 またユースケースというものがシステム設計・開発においてどのような位置を占めるべきなのかについてもきちんと述べているので、木を見て森を見ずということもないだろう。 個人的には、この本を読んで、ユースケースを書くというのは完全に一つの技法をマスターすることなのだとつくづく痛感した。 現在提唱されているシステム開発プロセスは全てユースケースを中心に駆動しており、要件把握・問題の優先順位・複雑さの検討等、ユースケースなしには考えられないし、仮にそのようなプロセスを踏まなかったとしても、従来のシステム開発にも十分すぎるくらい応用可能なのは間違いない。 散文を書くという基本的な技能でありながらそれほどまでに重要な要素になり得る、ユースケースを書くということを学ばないのは完全に損であるし、またお茶を濁したような書き方の例だけ挙げた本など読むだけ時間の無駄と思う。 そんなわけで、ユースケースをこれから学ぼうという人や書き方が分からないという人に、この本は最適な視点と技法を与えてくれる(少なくとも与え得る)一冊だと思う。 #但し、ユースケースの書き方だけに300頁もあるのか辟易する可能性は否定しない(^^;
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
要求分析の品質を高めるための必読書,
By 上昇志向 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ユースケース実践ガイド―効果的なユースケースの書き方 (OOP Foundations) (単行本)
システム開発の起点となり、後続の開発フェーズの品質、コスト、納期に多大なる影響を与える要求分析。その要求分析の品質を高めるスキルを希求する方にはお勧めの本です。 要求分析の重要性が喧伝される割に、具体的にどのようなプロセスを経てどのように表現されたものが品質の高い要求分析結果なのか、満足のいく答えを得られないことも多いですが、この本はその答えを明確に示してくれているように思います。 ユースケースというと人型と楕円からなるUMLのユースケース図のことしか思い浮かばない人もいるかもしれません。 しかし、ヤコブソンがOOSEで提唱し、統一プロセスに引き継がれているユースケースの概念は、アクターとシステムが実現すべき目的との関係を明確にし、システムの振る舞いを記述する手法、すなわち要求を分析する手法として非常に優れたものです。そしてそれはまたユースケース駆動開発として、統一プロセスにおける要求管理の根幹をなす概念でもあります。 この本の著者であるコーバーンは、ユースケースの書き方、使い方につき極めて実践的に分かりやすく説明しており、どのように書かれたユースケースがよいユースケースかを示してくれています。ユースケースについて書かれた本はいくつか読みましたが、ユースケースの書き方を説明している本の中では本書が一番優れいると思います。
14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ユースケースという言語の”いい書き方”を学べます,
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レビュー対象商品: ユースケース実践ガイド―効果的なユースケースの書き方 (OOP Foundations) (単行本)
たとえば、自然言語でもプログラミング言語であっても、文法的に正しく書いただけでは最低のコミュニケーションしかできません。表現力のある日本語を書けば文学になりますし、構造化された綺麗なコードであれば人間も追いやすく結果として再利用もしやすいものになります。 要件定義のレベルで使うユースケースという言語の記述でそういうレベルの力をつかるためにはとても優れた本だと思いました。いい例だけが書かれた本というのは他にもあるかもしれませんが、この本の優れた点は、様々な生の事例を引用し、それぞれどこがよくてどこがいけないかを解説してくれるところです。自分の書いたものが、どう評価されるか、どこを直せばいいか、を考えながら読み進められます。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0
ユースケースの入門には最適では
オブジェクト指向設計で最も不定形なのがユースケースだと思う。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/28 投稿者: morningcloud
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