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ユーザーイリュージョン―意識という幻想
 
 

ユーザーイリュージョン―意識という幻想 [単行本]

トール ノーレットランダーシュ , Tor Norretranders , 柴田 裕之
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 4,410 通常配送無料 詳細
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ユーザーイリュージョン―意識という幻想 + 「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤 (講談社現代新書)
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商品の説明

内容説明

As John Casti wrote, "Finally, a book that really does explain consciousness." This groundbreaking work by Denmark's leading science writer draws on psychology, evolutionary biology, information theory, and other disciplines to argue its revolutionary point: that consciousness represents only an infinitesimal fraction of our ability to process information. Although we are unaware of it, our brains sift through and discard billions of pieces of data in order to allow us to understand the world around us. In fact, most of what we call thought is actually the unconscious discarding of information. What our consciousness rejects constitutes the most valuable part of ourselves, the "Me" that the "I" draws on for most of our actions--fluent speech, riding a bicycle, anything involving expertise. No wonder that, in this age of information, so many of us feel empty and dissatisfied. As engaging as it is insightful, this important book encourages us to rely more on what our instincts and our senses tell us so that we can better appreciate the richness of human life.
--このテキストは、 ペーパーバック 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

マクスウェルの魔物の話からエントロピー・情報理論、心理学・生理学、複雑系の概念までも駆使して「意識」という存在の欺瞞性を暴いたデンマークのベストセラー、待望の邦訳。

登録情報

  • 単行本: 566ページ
  • 出版社: 紀伊國屋書店 (2002/09)
  • ISBN-10: 4314009241
  • ISBN-13: 978-4314009249
  • 発売日: 2002/09
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.4 x 4.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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"War es ein Gott, der diese Zeichen schrieb?" ("Was it a god that wrote these signs?") asked the Austrian physicist Ludwig Boltzmann, drawing on Goethe to express the excitement and wonder that four brief mathematical equations could elicit in the mind of a physicist. 最初のページを読む
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55 人中、52人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
お見事 2007/8/20
形式:単行本
お見事の一言。著者の幅広い知識に感服。さまざまな分野の知識が、<私>と<自分>という主題を軸に有機的に結びついてストーリー展開に感動を覚える。原文も美しいが、翻訳も素晴らしい。

全体は4部構成:

■ 第一部「計算」
物理学者を悩ませた「マクスウェルの悪魔」を退治しようとする試みから、コストがかかるのは知識を得ることではなく、知識を処分することであることを人類が学んだこと、そして、コスト払って情報を処分することで深みが得られ、複雑なものが出現することが示される。
■ 第二部「コミュニケーション」
実際に自分の感覚器官が受け取っている1100万ビットの情報は意識に上がるまでにほとんどを処分され、8ビットから40ビットというほんのしずく程度の意識(認識・言葉)に圧縮されているという事実を示し、コミュニケーションは言葉という狭帯域チャネルだけでなされるものではなく非言語チャネルが大きな役割を持っていることを明らかにする。
■ 第3部「意識」
感覚器官が取得する大量の情報を処分し、意識という深さを獲得するのに0.5秒の時間が必要だという事実をつきつける。私たちの意識は、その0.5秒の間に<自分>が処理したシュミレーションの結果であり、意識は<私>というユーザーにとってのイリュージョンであるという解釈を示す。
■ 第4部「平静」
進化の過程で創発的に獲得された意識が、自らを生み出したメカニズムの餌食になりつつあることを警告する。<私>が自分をすべて制御していると思い込むことで、その主である<自分>と乖離してしまい、不安や動揺、孤独が生まれこと、そして、それを解消しようとして自殺や破壊といった行為にいたる人間の本性に触れ、そういった<私>の平静は<自分>の存在を認め信頼することによってのみ得られることを強調する。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
潜在意識。
フロイトが発見したこの人間の未開発の聖域はどういう役割を果たし、
はたまた、どれほど人間を縛り付けているものなのか。
それをこの本は認知・行動・神経科学の進展から検証し、我々一般庶民にわかりやすく、そして大胆に現在の人間観の問題を論じている。
この本が解明しようとしていることは、現在の社会の根底を揺るがしかねない大きな事実です。
最前線の人間科学は、人間機械論の考えに加担した、
人間の自由意志を否定してしまう驚愕的な内容なのです。

本文に、私達が意識できていることは情報だけであり、それは
全感覚で捕らえた情報の100万分の1しか意識できていない
と書かれています。
100万分の1ですよ!100万分の1!!
つまり残りは潜在意識によって捕らえられるということですか。
ってどんだけ〜
つまり、私達が感知できる意識って、例えていうと
巨大なタイタニック号に小さい窓が一つだけついているようなもんです。
そこからしか外の情報が得られず、自分がどこにいて何をしているのかさっぱりわからないと。
その向かっている方角、速度、目的は潜在意識という謎の船長が舵を取っているんです。

他にも、
「ある経験を意識する、という事は、それがすでに過去のものとなっているということに他ならない」
「意識は、実行してはいけない、という決断はできるが、行為を起こすことはできない」
という目から鱗のトンデモ発言が次々書かれていて飽き足らないです。
少々高いので、図書館で借りるほうがいいかもしれませんね。

あたなの他者に対する人間観、何より自分に対する認識観がマグニチュード8.3くらい揺さぶられる恐れあり!
このレビューは参考になりましたか?
46 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Tack 殿堂入りレビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
「<私>という意識はユーザーイリュージョン=錯覚である」
「マックスウェルの魔物」という熱力学の話題から入り、情報理論、ゲーデルの定理、カオス理論、心理学、脳/神経化学、そして宗教、宇宙論、ガイア理論、コンピューター・ウィルス、フラクタル、政治、核戦争。
還元主義を批判する著者だけのことはあり、ありとあらゆる面から、心と世界の謎に切り込んでいきます。
しかもこれらがつまみ食いのオムニバスではなく一本につながって、「人類のこれから生きる道」に修練していくのだから見事です。
科学も意識も情報を捨て単純化することによってしか世界を表現できない、しかし傲慢にも全てを把握しているとカンつがいしている―このことを謙虚に理解することが、人智を次のステップに持ち上げるために必要なのだと思います。
我々が全幅の信頼を置いている(?)<私>の意識はたったの40bpsの帯域幅しかなく、各種感覚器官からの11Mbpsの情報量に比べると、圧倒的に小さいなど、各分野の興味深いエピソードが多数紹介されています。
これだけの内容を含む500ページの大著で、難解な部分もないとは言えませんが、科学や心に興味のある方なら、チャレンジする価値は十分あります。ぜひお薦めの快著!
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