全問○×式で分かりやすいといえば分かりやすいのだが、その分、内容はやや杜撰。質問文や解説文の文意が不明な部分や、回答そのものの正確性が疑わしい部分もある。
例えば
>COPとは「気候変動枠組条約締約国会議」のことである。
という質問があり、答えは「○」になっているのだが、生物多様性条約の「COP10」を来年に控えて、
>一般的に京都会議以降,COPとは「気候変動枠組条約締約国会議」を指す。
という解説はいかがなものか。
また
>野生生物種の減少は,生息環境の劣化が原因とされている。
という質問も、その内容自体は間違いではないものの、「乱獲」や「外来種」といった重要な要因を無視しており、「○か×か」で答えるならば、むしろ「×」に近い(が、正解は「○」とされている)。
同じような疑問(あるいは異議)を感じる部分が相当数あり、全体として、これをeco検定受験のための参考書として使用するには危険である。eco検定対策本としては比較的安価な部類に入ると思うが、値段なりの内容であると言えよう。
ただ、他の文献などで正確な知識を得た上で、“おさらい”として使用するためにはこれでも十分な部分もあり、またeco検定の広範な出題範囲をコンパクトにまとめている点も評価して、星二つ。