ユングは、研究対象としてタロットに多大のエネルギーを注ぎました。生涯で一番エネルギーを注いだのではと、それくらい。著者の写真としてサリー ニコルズとユングが並んで立っている写真が使われています。ユングのタロット研究を心理学的に「進めた」著者の自信作であろうと思われます。
なにぶん大著なのと高価であるのと、内容が濃いので、ちょっと占いの参考に程度だと持て余す本ですが、プロを目指す方や心理学を学んでいる方、心理学が好きな方には、素晴らしいテキストになることは疑う余地なしと思われます。
また、フレンチ・メソッドという解釈法があり、大アルカナ22枚をIとXI(11)というように二段に並べ、小アルカナ56枚を大アルカナになぞらえて読むという方法なのですが、その方法論だとこの本がとても重要になると思います。