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ユルスナールの靴 (河出文庫)
 
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ユルスナールの靴 (河出文庫) [文庫]

須賀 敦子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

今世紀フランスを代表する作家ユルスナールに魅せられた筆者が、作家と作中人物の精神の遍歴を自らの生きた軌跡と重ね、パリ、アレキサンドリア、ローマ、アテネ、そして作家終焉の地マウント・デザート島へと記憶の断片を紡いでゆく。世の流れに逆らうことによって文章を熟成させていったひとりの女性への深い共感、共にことばで生きるものの迷いと悲しみを静謐な筆致で綴った生前最後の著作。

内容(「MARC」データベースより)

20世紀フランスを代表する作家ユルスナールに深く魅せられた筆者が、作家の生きた軌跡、その作品、作中人物の辿った道を自らのそれと幾重にも交錯させ、筆者自身が長く身を置いたヨーロッパへの思いをこめて綴るエッセイ。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 267ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (1998/10)
  • ISBN-10: 4309405525
  • ISBN-13: 978-4309405520
  • 発売日: 1998/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
須賀敦子の流れるような文章の魅力を余すところなく味わえる一冊。著者が高く評価するマルグリット・ユルスナールのエッセイとも評伝とも小説ともつかないこの著作は、きれぎれの自伝的叙述と、ユルスナールの評伝とを交錯させ、さらにそこにユルスナールの作中人物が加わる、という構成だが(だからこの本について一言で語るのは難しいのです)、どこまでもなめらかな語り口は複雑さを全く感じさせず、例によっていつの間にか須賀敦子の世界に引き込まれていくのは実に心地よい。ユルスナールを読んでからもう一度読むとさらに味わい深い。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 マルグリット・ユルスナールの作品と人生に、須賀さん自身の胸中に去来していた様々な思いを重ね合わせてつづられる。いわゆる文学評論ではないが、私的な一方通行の独白というのでもない。おそらく二人のパーソナリティーは全くタイプが異なるとは思うのだが、須賀さんの心情とどこか触れ合う地点でユルスナールの顔も一瞬立ち上る感じがしてくる。そこがまた不思議に魅力的な文章である。
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透明感 2012/3/3
形式:文庫
エッセイ、小説への誘い、著者の来し方が渾然となった不思議な作品です。
冒頭に「「きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ。そう心のどこかで思いつづけ、完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、私はこれまで生きてきたような気がする。」と述べられ、その哀しいまでの「ひたむきさ」に魅せられます。
透明感のある文章も流石です。須賀さんの他の本も読むべしと思います。
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