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ユリシーズ 4 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
 
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ユリシーズ 4 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) [文庫]

ジェイムズ・ジョイス , 高松 雄一 , 丸谷 才一 , 永川 玲二
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ブルームはスレィーヴンを自宅へ案内して語り合い、彼の帰った後、今日一日のことをモリーに報告する。そしてYesで始まりYesで終わるモリーの内的独白で幕は閉じられる。第十六、十七、十八挿話。

内容(「BOOK」データベースより)

ブルームは、馭者溜り(喫茶店)へスティーヴンを連れて行き、モリーの写真を見せて紹介する。午前二時、二人は音楽談義に興じながら、ブルームの家に向かい、ココアを飲んで、別れる。ブルームが眠りについた後、モリーは考える。Yesで始まる長い回想と独白は、やがてこれまでの人生、自分が知る限りのブルームの人生におよんで行き、ブルームを許しつつも多義的で混沌としたYesで閉じられる。(第16挿話~第18挿話)。

登録情報

  • 文庫: 610ページ
  • 出版社: 集英社 (2003/12/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087610071
  • ISBN-13: 978-4087610079
  • 発売日: 2003/12/16
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 266,289位 (本のベストセラーを見る)
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By romarin 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
16、17、18挿話を収録したユリシーズ文庫最終巻。

まず第16挿話では、スティーブン・ディーダラスと主人公ブルームが喫茶店に行き、仲が良くも悪くもない微妙な雰囲気のなか、

二人が語らったり、他の客のほら話を聴いたりいろいろ夢想したりする様子が描かれる。ユリシーズらしい文体の章。

第17挿話では、ブルームがスティーブンを自宅に招き、ココアを飲む様子が、問答形式で描かれる。

章全体が、問いと答えで構成されており、まるで論文のようになっているのが面白い。

第18挿話は、全てがブルームの妻モリーの独白。一章句読点ナシという悪名高き挿話である。

過去の交際やブルームのこと、今日浮気したボイランのことや生理のことまで、性的なことも含め、

寝る前に頭に浮かんだことを全て書き取ったような章になっている。

翻訳も勿論句読点ナシで文字を羅列しているが、驚くほど読みやすく出来ており、むしろ他の挿話より楽に読めた。

巻末には本一冊分ぐらいある注と、エッセイ・解説つき。因みに訳者のエッセイは何と旧かなまじりでやや読みにくかった。
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By
形式:文庫
 「エウマイオス」の章は比較的文体の冒険がないので読みやすい。なにが起こっているのかわかり、一息つける。
 「イタケ」の章はあるいは全編で一等面白いかもしれない。いかに綿密にこの作品が構成されているかが窺える。様々な面から世界を捉える「ユリシーズ」の象徴とも言えるかもしれない。
 「ペネロペイア」が、本作で一番有名かもしれない。「ナウシカア」からさらに年増(差別用語?)になった、なまめかしく身も蓋もない文章。このイメージがえんえん連なる文はその後に大きく影響を与え、マンガでは大友克洋の「AKIRA」にも応用が少し出てきたりする。死ぬ前に見る「走馬燈」とは、このようなものなのか。
 それにしても、様々な細部にはとにかく作品の緻密さが感じられる。「ここまでこだわるか」と言いたくなる、世界設定の綿密さは、まさに読むという行為の一極北と言えるかもしれない。
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14 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
モリーはベットに入り眠りにつく前に彼について考える。点や終止点のないスタイルで書かれたベットでモリーが体を横たえながら考えている事。女性がセックスの時にも使う受身的な言葉、イエスではじまり、イエスで終るこのセクションは最終的にすべての行為の隠れた動機をなす根源的欲望は性欲であるという男性作者の目から独断的に描かれた女性像または人間像であるかもしれない。
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