毎号、買っているわけではないけど、たまに面白い特集を組むユリイカ。今回の特集は「ソーシャルネットワーク」ということで読んでみた。
ソーシャルネットワークについては、TwitterやFacebookの流行もあり、いろんな雑誌で取り上げられてはいるが、そこは、さすがの「ユリイカ」、一味も二味も違った内容になっている。
他の雑誌や書籍では、ソーシャルネットワークの使い方やビジネス、特にマーケティングへの利用なんかが中心で、ソーシャルネットワークというものの存在自体が与える社会的、文化的なインパクトへの考察はあまりない。
このユリイカでは、むしろ、TwitterやFacebook、さらにはニコニコ動画などがもたらしたそういったインパクトが中心で興味深く読めた。
特に良かったのは、
冒頭の小林弘人氏と濱野智史氏の対談、「ソーシャルネットワークの可能性」。映画「ソーシャルネットワーク」、書籍の『シェア』の話から始まり、アーキテクチャとしてのソーシャルネットワークへの話と続く。確かに、ソーシャルネットワーク、特にFacebookは、アーキテクチャへの道を進んでいるように思う。
そのほかでは、東浩紀氏のインタビューも「思想地図β」の話も面白かったし、矢野健二氏の「誰が「本」を殺そうとかまうものか」という過激なタイトルの文章も良かった。まさか、ここで伊藤計劃氏の『ハーモニー』の紹介や彼の言葉が引用されるとは、予想外だった。