劇場版「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY」の公開を間近に控え(3月26日)、WOWOWでも全編再放送なんかされていたりするので、あらためて、この本を読んでみた。ユリイカだけにこむずかしいけれども、やはりこの作品は好き。
特に面白かった記事は、「徹底討議 アニメは「この世界」へと繋がっている」というタイトルの、今回の劇場版の監督、神山健治氏と東浩紀氏との対談。かなりの分量で、読みでもあるし、内容も「攻殻」のストーリー自体だけでなく、それが繋がっている現実世界との関係を読み解いていく。
久しぶりに、TVアニメ版を観たが、この対談を読んでから、観てみると今までとは違った「攻殻機動隊」が見えてくる。特に押井守の評価とかね。
その他も読みどころ満載。特に面白かったのは、大澤真幸氏の「『攻殻機動隊 S.A.C.』のヘーゲル的真実」、小森健太朗氏の「『攻殻機動隊』とエラリー・クイーン」、大和田俊之氏の「ポストモダン・サリンジャー」っていうところか。