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ユニクロ症候群
 
 

ユニクロ症候群 [単行本(ソフトカバー)]

小島 健輔
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ユニクロの栄華はいつまで続くのか?
ファッションビジネスの第一人者による警世の書

「ユニクロ」の驚異的成功の背景は、
「経済の衰退と若者の感性圧縮による消費文明の退化」にある。

本書は「ユニクロ症候群」とも言うべき広範な社会現象を捉えて
「退化する消費」という現実を明らかにするとともに、
「グローバル平準化」という消費スタイルから産業構造にまで及ぶ歴史的変化を、
衣料品業界のみならず家電業界や自動車業界まで視野を広げて浮き彫りにしたものである。

内容(「BOOK」データベースより)

「ユニクロ」の驚異的成功の背景は、「経済の衰退と若者の感性圧縮による消費文明の退化」にある。本書は「ユニクロ症候群」とも言うべき広範な社会現象を捉えて「退化する消費」という現実を明らかにするとともに、「グローバル平準化」という消費スタイルから産業構造にまで及ぶ歴史的変化を、衣料品業界のみならず家電業界や自動車業界まで視野を広げて浮き彫りにしたものである。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 215ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2010/7/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4492761918
  • ISBN-13: 978-4492761915
  • 発売日: 2010/7/30
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
1998年頃までは、ユニクロのTシャツに掘り出し物が多く、
結構好んで買っていたのだが、
それ以降、急速にデザインと色が「ダサ」くなり、
ユニクロの店に足を運ぶことはあっても、
商品を買うことは殆ど無くなってしまった。

そんなユニクロが、私個人の好みとは相反する形で、
何故、急速な成長と持続的な繁栄を成し遂げ、そして維持しているのか、
疑問解消の一助となるかと思い、本書を買ったが、
期待には応えてくれなかった。

ファッション業界全体や、
そのプレーヤーであるユニクロ、ならびに競合たる同業他社の状況の、
過去、現在の分析は、
データに基づいた明晰かつ論理的なものであり、見事だが、
それ以外でダメな点が目に付く。

「ユニクロが老若男女に支持」された主因として、
「顧客やテイストにとらわれない汎用性」や
「顧客目線の高品質」と、3章で言っておきながら、
一方で、ユニクロを含む、ファストファッションの隆盛を、
「品質や風合いに難があっても」それを受け入れる
「デジタル時代(アンダー37歳)の感性圧縮」と7章で言っているところに、
論理構成の破綻を見た。

サブタイトルに「退化する消費文明」とあるが、
その分析に関しては、正直お粗末である。
車に乗らなくなり、ケータイで物を買い、
ダウンロードした音楽で良しとする若者を、
データを引いて嘆いているが、
その筆者が描いた「今時の若者」像が、
余りにステレオタイプで画一的すぎる。
個人的な経験に照らし合わせても、ちょっと違うなと思うところが多々。

グローバルで劣勢な他業界の例として、
家電や自動車を引いているが、それらの業界の状況を
「品質でサムスンに劣る日本の家電メーカー」といった表現で済ましてしまうなど、
アパレル業界以外の分析は、浅くお粗末である。

サブタイトルに惹かれて購入した方には、
期待を裏切ること必定であるが、その部分は、
本書の1割未満で程度であり、それ以外の残り9割は、勉強になった。
散々こき下ろしてしまったので、フォローを加える。

ファストファッションと一言でいっても、
各社ごとにビジネスモデルが大きく異なるという点は、初めて知った。

ユニクロのビジネスモデルが、
従来のファッション業界で常識とされていたビジネスモデルと、
いかに違うのかも、よく分かった。

という訳で、
ユニクロの服を「ライフスタイルの部品である」と捉えれば、
その利用範囲が広がるのと同様で、
本書を、ファッション業界やユニクロを、
俯瞰するための「データ+考察集」として捉えれば、
評価は高くできる。

ただ、本のタイトルであったり、出版社の筆に依るであろう「内容紹介」を、
本書の全体的な構成、内容、論理構成と照らし合わせると、
羊頭狗肉の感が否めない。

ユニクロの服は、
ちょっとした色使いや、細部のデザインの詰めの甘さが、
トータルコーディネートを破綻に至らしめるが、
この本もそれに似ている。

総合評価では、★3つが妥当と判断した。
このレビューは参考になりましたか?
85 人中、65人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
一読して感じたことは、
自分が寄生してきたアパレル業界から、
ユニクロが「ネタばらし」して中途半端なプレーヤーを追いだそう
としていることが悔しくてしょうがないのだろうということ。

ユニクロが売れている理由は簡単だ。
彼らは「いいものを安く」という至極簡単な原理で行動している。
80年代のバブルでいい思いをしたアパレルの連中がやってきたことは
これと正反対。
「大したことないものを、雰囲気だけで高く売りつける」。
ユニクロと同じ工場を使って、
ユニクロほどきちんとした品質管理もしていないのに、
バカ高い値段を付けているブランドはまだ存在している。
ユニクロにネタばらしされて、誠実な商売をやってこなかった連中は
もうすぐこの業界から追い出されるだろう。

そうした方々と一緒に商売をやっている人が書いた本なので、
おのずと客観性は限られる。

事実に基づいていると言いたいなら、
自分の「お客さん」の周りでおきていることだけでなく、
もっと、最終消費者がどう思っているかを調査してくれないと。
著者のバイアスが強すぎて、まったく役に立たなかった。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By MET
形式:単行本(ソフトカバー)
ユニクロそのものについては、新聞、雑誌、あまたの書物について書かれており、この本にはそれ以上の内容は少ない。新しい点としては、5兆円の売り上げという広大な目標の正否を検証している点、g.u.のポテンシャルを高く評価しているくらいである。

一方、ユニクロを取り巻く同業他社、ライバルであるジーンズショップ、百貨店の状況(苦境?)についてはよくまとまっており、その点でこの本を読む価値がある。SPA(製造小売業)についてはGAP/ZARA/H&M/ポイントのそれぞれのビジネスモデルの違いが分かり易い。日本の百貨店についても、ユニクロが成長する裏で顧客志向なく、失墜していった様子がよくわかる。

著者のファッションへの思い入れが随所に出てくるが、それは共感できる人と出来ない人がいるだろう。それはさておいても、この業界に興味のある人なら目を通しておいて損はない。
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