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ユニクロ帝国の光と影
 
 

ユニクロ帝国の光と影 [単行本]

横田 増生
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (44件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

馴れ合い、お膳立て一切なし。ユニクロの真の姿に迫る。執行役員が次々辞めるのはなぜなのか? なぜ、正社員が1割しかいないのか?

内容(「BOOK」データベースより)

「努力します」「考えます」は許されない。総崩れの日本企業のなかで、唯一気を吐く柳井正率いるユニクロ。だが、これまで、独自調査によって柳井経営を精査したメディアはなかった。なぜ、執行役員が次々と辞めていくのか?なぜ、業績を回復させたにもかかわらず、玉塚元一は、追い出されたのか。なぜ、中国の協力工場について秘密にするのか?柳井正の父親による桎梏とは何なのか?誕生の地・宇部から、ユニクロ躍進の秘密を握る中国へ、そしてライバルZARAの心臓部スペインへ。グローバルな取材であぶりだす本当の柳井正とユニクロ。

登録情報

  • 単行本: 384ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/3/23)
  • ISBN-10: 4163737200
  • ISBN-13: 978-4163737201
  • 発売日: 2011/3/23
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (44件のカスタマーレビュー)
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26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 西山達弘 トップ500レビュアー
今や押しも押されぬ超優良企業のユニクロを築き上げた柳井正について、通常のマスコミレベルでは知られない実像を取材した本。
 また、ユニクロと比較される世界的企業ZARAへの取材を通じて、今後の方向性のヒントも探る。

彼の生い立ちから、ユニクロ商法の原点である小郡商事にはじまり、フリースブーム後の停滞からの復活までを描く。

圧倒的な利益率に代表されるプラスイメージの一方、本書ではマイナスイメージとして中途採用した執行役員が次々と辞めていく理由や、店長の厳しい労働条件、従業員への分厚いマニュアルと軍隊式の指導、中国の製造工場への厳しい価格と品質要求。などを現地への取材で明らかにしていく。

興味深いのは、柳井がライバルとしているZARAの決算書と比較して浮かび上がる高収益の要因である。
 それは、販売管理費中の人件費比率の低さである。すなわち、正社員比率を低く抑えていることである。
 また、ユニクロと同様の大量の海外への見込み発注というビジネスモデルでのし上がってきたGAPの衰退と少量多品種生産で成長を続けるZARAを対比させることで、今後の方向性を示唆している。

ユニクロイコール柳井正であり、彼が築き上げたユニクロは、皮肉なことに現状のビジネスモデルを続けていく限り成長の限界を内包していることを明らかにしている。
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93 人中、75人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Tom
この不況において、一人気を吐く超優良企業ユニクロ。その創業社長である柳井氏の人物像に迫り、
ユニクロの闇を暴こうとする異色作。
作者は前作でアマゾンについても同様の作品を描いている。

当然のことながら、ユニクロの企業体制や柳井氏について終始ネガティブ論調で展開していく。
しかしながら読み進めていくと店長の過剰労働(残念ながらこういった会社はいくらでもあることは
多くの人が判っている事)はともかくとして、人事における処遇や、
中国工場の実情においても、優良企業の創業社長の会社であればそんなものだろうと、
寧ろ週刊誌のごとく無理矢理悪徳企業に仕立て上げるような書き方に違和感を覚えた。
またZARAとの比較においても、社員数の違い等でユニクロを非難しているが、
それはあくまでもビジネスモデルの違いであり、当然ZARAにも問題点はあるわけで、
ZARAの売上が下落したら、社員をリストラすることは間違いないことである。

確かにユニクロ一人勝ちの状況により、最近はユニクロを礼賛する提灯記事が多かったため、
本著作により別の視点からの示唆が与えられたことは評価できる。
またユニクロの中国工場については、初めて読む内容だっただけに大変興味深かった。

綿密な取材が為されていると感じただけに、中立視点での客観的な意見が聞きたかった。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By grimona
Amazonが確認した購入
本書は、ユニクロの企業像を描いた力作である。

タイトルや装丁から、好業績を上げるユニクロへの妬みから来た暴露本かと思ったが、そうではない。

120を超える参考文献と、関係者への取材、海外現地取材、そして、柳井氏へのインタビューをもとにユニクロの企業像を分析した良書である。

具体的には、柳井正という経営者と、SPA(製造小売り)というビジネスモデルの分析を通し、これらが好業績を上げる今のユニクロの「光」であると同時に、それはそのまま未来のユニクロにとっての「影」であることを示している。

例えば、柳井氏についてみてみると、

現状に満足せず常に危機感を持ち、強力なリーダーシップで業績拡大を目指す柳井氏は、ある種独裁的な経営者といってもいいであろう。

彼の経営スタイルは、ユニクロに好業績をもたらしており、これがつまり「光」の部分だ。

しかし、その裏では執行役員が次々と会社を去っていく事実や、仕事の達成感、充実感を味わえない現場社員がいる事実がある。

これは、ユニクロが柳井氏のカリスマ性で持っている会社であることを如実に示しており、柳井氏がいなくなった後の会社としての基盤の脆さを浮き彫りにしている。

これが「影」の部分だ。

個人的に興味深かったのは、ユニクロがライバル視するZARAとの経営スタイルの差についてだ。

ユニクロのSPAが例えば中国に生産委託しているように外部委託を使ったサプライチェーンであるのに対し、ZARAは自社の資産でサプライチェーンを作っている。

この差は、一見すると、安い人件費を使えないZARAには不利なように見える。

しかし、ZARAは「ファッション性とスピード」を重要視した結果、サプライチェーンを自社資産で構築しているのだ。

ZARAのSPAは、自社のコアコンピタンスが何であるかを認識した結果なのだ。

では、ユニクロのSPAは、どういうコアコンピタンスのもとなのだろうか?

私には「低価格路線」ということしか思い浮かばない。

ユニクロが次の成長に進むためには、「低価格路線」以外の価値をコアコンピタンスとする必要があると思った。
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最近のカスタマーレビュー
ちゃんと取材、分析出来ていない本
完全にタイトル負けしている。

「柳井は「一勝九敗」にこう書いている。」
「当時の柳井さんのインタビュー記事を読むと。」... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: 正直なコメント
ZARAの調査部分が面白い
ZARAは自分で着るブランドでもないし知識がなかったが、デザインから14日で世界の店舗に新作が出せるとはすごい。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: shimada22
ユニクロを知るための入門書として参考になる。
ユニクロ。行ったことがない、買ったことがないにしても日本人ならば誰もが知るアパレルブランドでありましょう。業態としてはSPAというジャンルに属するとのことですが。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: ホリホリ
今年読んだ本の中で一番面白かった
なんでこんなに評価が低いのかわからない。
大前研一のTV番組でこの本を紹介していたので買ってみた。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 西尾克人
最初から結論ありきで書かれたように見えるが
日本のアパレル業界で一人勝ちとも言われるユニクロの影の部分に焦点をあてたノンフィクション。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: スイート・サイエンス
「光と影」という内容のレベルに達しない書。
取材に深く静かに潜行して、どれ程の「光と影」を示してくれるか期待したが、全体を通してやたらと「一勝九敗」と「成功は一日で捨てされ」という柳井正氏の著作名が氾濫し、... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: 良識あるレビュアー
バイアスがかかっているといわれても、貴重な視点
ファーストリテイリングについて、提灯記事的なもの以外の情報を目にすることは極めて少ない。これは広報部門が非常にしっかりしているからかもしれない。そういった意味では... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: Yakushima04
週刊誌的な取材が気になる
ユニクロの出自や、柳井氏の経営スタイルのルーツがよく分かるという点で参考になる。ただし帯の「『うちの社長にまず謝ってもらおう』ユニクロ広報は取材班に謝罪を要求」と... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: s・ハマー
影の部分の掘り下げ不足
この本をとる多くの読者は、ユニクロの光の部分を期待している訳ではないと思う。それは多くメディアで語られている事だからであり、影の部分を正面から取り上げる本という期... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: tabopapa
批判は完全に空振りしてるけど、良著。
批判本という事になってますが、正確にユニクロと柳井さんを捉えようとする姿勢が随所からうかがえます。そういう意味では良著。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: お金の素人
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