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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ユニクロイコール柳井正であり、彼が築き上げたユニクロは、皮肉なことに現状のビジネスモデルを続けていく限り成長の限界を内包していることを明らかにしている。,
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レビュー対象商品: ユニクロ帝国の光と影 (単行本)
今や押しも押されぬ超優良企業のユニクロを築き上げた柳井正について、通常のマスコミレベルでは知られない実像を取材した本。また、ユニクロと比較される世界的企業ZARAへの取材を通じて、今後の方向性のヒントも探る。 彼の生い立ちから、ユニクロ商法の原点である小郡商事にはじまり、フリースブーム後の停滞からの復活までを描く。 圧倒的な利益率に代表されるプラスイメージの一方、本書ではマイナスイメージとして中途採用した執行役員が次々と辞めていく理由や、店長の厳しい労働条件、従業員への分厚いマニュアルと軍隊式の指導、中国の製造工場への厳しい価格と品質要求。などを現地への取材で明らかにしていく。 興味深いのは、柳井がライバルとしているZARAの決算書と比較して浮かび上がる高収益の要因である。 それは、販売管理費中の人件費比率の低さである。すなわち、正社員比率を低く抑えていることである。 また、ユニクロと同様の大量の海外への見込み発注というビジネスモデルでのし上がってきたGAPの衰退と少量多品種生産で成長を続けるZARAを対比させることで、今後の方向性を示唆している。 ユニクロイコール柳井正であり、彼が築き上げたユニクロは、皮肉なことに現状のビジネスモデルを続けていく限り成長の限界を内包していることを明らかにしている。
89 人中、72人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
光と見るのか影と見るかは読者次第,
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レビュー対象商品: ユニクロ帝国の光と影 (単行本)
この不況において、一人気を吐く超優良企業ユニクロ。その創業社長である柳井氏の人物像に迫り、ユニクロの闇を暴こうとする異色作。 作者は前作でアマゾンについても同様の作品を描いている。 当然のことながら、ユニクロの企業体制や柳井氏について終始ネガティブ論調で展開していく。 しかしながら読み進めていくと店長の過剰労働(残念ながらこういった会社はいくらでもあることは 多くの人が判っている事)はともかくとして、人事における処遇や、 中国工場の実情においても、優良企業の創業社長の会社であればそんなものだろうと、 寧ろ週刊誌のごとく無理矢理悪徳企業に仕立て上げるような書き方に違和感を覚えた。 またZARAとの比較においても、社員数の違い等でユニクロを非難しているが、 それはあくまでもビジネスモデルの違いであり、当然ZARAにも問題点はあるわけで、 ZARAの売上が下落したら、社員をリストラすることは間違いないことである。 確かにユニクロ一人勝ちの状況により、最近はユニクロを礼賛する提灯記事が多かったため、 本著作により別の視点からの示唆が与えられたことは評価できる。 またユニクロの中国工場については、初めて読む内容だっただけに大変興味深かった。 綿密な取材が為されていると感じただけに、中立視点での客観的な意見が聞きたかった。
82 人中、65人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
疑問を持つか、感心するか,
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レビュー対象商品: ユニクロ帝国の光と影 (単行本)
GAPをお手本にZARAやH&Mなど世界的企業を競合に見据えるユニクロ。前へ前へ突き進んでいく柳井正という経営者に焦点をあてつつ、 柳井の生い立ちをはじめ、元店長たちの証言、中国のユニクロ工場への取材、 はてはユニクロと対局をなす経営方針のスペインZARA本社へ取材をし、 それら多角的な視点で、ユニクロに内在しているワンマン経営特有の問題点と、 その行く末を浮かび上がらせる。 最終章の柳井へ敢行しているインタビューは、「ついに本丸へ」 といった構成の妙を感じる。 柳井正という経営者のワンマンぶりに疑問を持つか、 これが勝ち組と呼ばれる企業かと、 感心するかは読む人のとらえ方に委ねられるだろうが、 この本を読む前と読んだ後では、 明るく清潔なユニクロの店舗を見た時に抱く心持が変わってくるだろう。
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