書かれていることはまぎれもなく「33歳社会起業家の挑戦」であるが、その中身はこのタイトルにおさまりきっていない。
一般的に耳にする企業家という言葉からイメージされるような華やかさはない。
描かれていることは、"本当にやりたいこと"へとにじり寄っていく著者の泥臭い挑戦。
荒波にもまれ考える時間のない日々、点滴とともに気付く人生の有限さ、そして踏み出す本当の第一歩。
それは、一人では困難であった夢が人々との繋がりによって実現化していく第一歩にほかならない。
著者からの問い掛けがある。
「What is your dream ? - あなたの夢はなんですか」
この問いに即座に答えることは難しいかもしれないが、著者の挑戦から、自身の夢を考え続けること、にじり寄っていく
ことが大切なことだと感じられる。時間はポタッ、ポタッと失われていくのだからこまねく余裕はない。
この奮闘を通じて、きっとあなたにもあなた自身の第一歩を踏み出す勇気が芽生える一助となるだろう。
著者の挑戦はソーシャルビジネスであるが、ソーシャルビジネスや企業家を目指す方に限らず一読をお勧めしたい。