著者の川島さんはブランドやそのデザインの研究者で、
本書の他にも資生堂やビームスなどに関する本も書かれている方です。
本書では、作り手と売り手のサプライチェーン間で、顧客が最も欲しいものを共通認識することで
商品と販売の両方の価値が顧客満足を作り出す、という「商販連携」という考え方を用いて、
ユナイテッドアローズのここ20年の展開を考察しています。
また、セレクトとオリジナルを統合したアローズやビームスなどを著者は「セレクト一体型SPA」とし、
その形態や商品調達の流れなども詳しく書いてあります。
アローズ系列ブランドの誕生の経緯や、ブランドのポジションなどアローズファンなら
ぜひ知っておきたいことなども散りばめられているので、アローズが好きな人、ブランドを考察したい人、
アパレル業界に興味がある人、など一読の価値はあります。