各ステージごとの勝敗の行方を簡単にまとめながら、その後で各ステージにおけるウルリッヒの日記がついてくるという構成は、かなり臨場感を盛り上げる。しかし、ウルリッヒの日記の部分は分量としてそんなに多くはないので、物足りないところもある。もうちょっと色々と話して欲しい気がするのだが、レースの後に延々と続くマスコミ対応などを考えると、それは無理な話。むしろ、その短い言葉の行間を読んで、ツールを走ることでの喜びと苦痛がじわじわと伝わってくるかんじをゆっくり味わうべきなのか。有名選手のプロフィールなども丁寧に書かれていて、ツール初心者にも分かりやすい内容になっており、買って損はない。