意地悪なわけではないが、常に勘ぐってしまうのは、経営者が実にうまく経営を成し遂げたのか、たまたまその時期に競争力のある商品が導入され、その好機をうまく活用したのかどちらなのだろうかということである。
売上を倍増させたという関口さんの経営手腕に異を唱える人はいないと思う。しかしながら、貧弱で競争力のない商品を抱える中、奮闘したという本をいずれ探し当てたいものだと思っている。市場の大きさが変わらなければ、大躍進を遂げている企業があるということは、シェアを大幅に失っているという企業もあるということであり、その経営を担うことになったら一体どうするのかということが今もずっと考えていることである。
5年以上の活動内容の総括ということになっており、折角のそれぞれの素晴らしい活動が、なんとなく掘り下げが浅く薄っぺらに感じるという読後感を持ってしまいました。
医療関係の経営の本であれば、
戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)がおすすめ。明日にでも活かせる知識がいっぱいある。
参考になった個所は以下の通り、
→J&Jのグループ各社は、分権経営の考えに基づき大幅な権限移譲を受け、各々の市場・顧客のニーズに応じて最適かつ独自の事業を行うことが積極的に推進されている。
→コミュニケーションが本当にきっちりできれば、モチベーションを高め人を成長させることができると考えているので、私は全MCメンバーと一対一の面談を年4回行っています。
管理職、経営陣、経営トップこそ、常に双方向のコミュニケーションを意識しいなければ「裸の王様」になりかねません。
相手にとって厳しい話、重要な話は、なるべく一対一でするようにしています。
→組織の中で昇進するためにも、先輩、同僚、後輩との間で良い人間関係を作っておくことが重要です。
まず相手の話をよく聞くことです。相手の立場に立って相手の話を聞くことで、本音を聞くことができます。
→社員の人に権限を委譲し仕事を任せ、リーダーシップを発揮してもらって成果を上げ、一方でコーチングにより成長を促し、組織を強化していくことが必要になるのです。
→改革されたプロセスを実行して成果を挙げていくには、能力のある「人材」が必要です。
改革プロジェクトのロードマップを示し、「なぜ変わらないといけないのか」を繰り返し説明しました。
→まず営業改革を優先させ、社員が成功体験を積み重ね、研究開発部門と営業部門が車の両輪のように機能していかない限り、将来にわたって「具体的成果」を生み出すことはできない