2005年6月中間期の決算で、過去最高益を獲得するなど快進撃を続ける同社だが、21世紀初頭には環境変化に対する適切な対応を取りきれず、2輪車シェアを落とし、業績も伸び悩んでいた。2001年に社長に就任した長谷川至現会長らは、中期経営計画「NEXT50」を策定。収益力向上、成長性確保、財務体質強化、企業体質の変革という4つの柱を立て、これらの実現を通して「1ドル100円、1ユーロ100円」でも利益が出る体質の確立などを目指した。NEXT50は数値目標の多くを前倒しで実現。現在、梶川隆社長が中心となって、「NEXT50フェーズII」を推進中である。
本書では、ヤマハ発動機がわずか3年の経営革新で躍進した理由を「歴史的アプローチ」と「理論的アプローチ」から分析する。理論的アプローチでは、経営理念群、戦略、システム/プロセス、組織能力、コンピタンス分析の項目を立て、詳細に解説する。
最終章には梶川社長とのインタビューを収録。ヤマハブランドの確立、バイオを中心とする新規事業の成長など、目指すべき将来像を明らかにする。
(日経ビジネス 2005/10/03 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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