ヤマジカズヒデが1991年〜1994年にかけて
故・北村昌士が主催していたSSEレコードから発表したソロ三作品
『Sunday Paffce』『Crawl』『400moai Eyes』 に、それぞれリマスターを施し
ボーナストラックを追加し、再リリースしたのがこのBOXセットだ。
付属のブックレットには歌詞だけでなく、小野島大による10ページを超える
インタビューも掲載され、当時を知る貴重な資料として価値ある物になっている。
それにしても、3枚組で3150円(税込み)というのは凄い。
各作品とも、それぞれ違う良さを持った好盤だが
音源として特に素晴らしいのは、やはり1stアルバムである『Sunday Paffce』だろう。
基調はピアノやリズムボックス、アコースティックorエレキギターと言った
最小限の楽器で鳴らされるアシッドフォーク。
鬱屈とした日常をえぐり取ってきたような生々しい感触は強くあるが
ヤマジのポップセンスがそれを上手く料理し
驚くほど耳馴染みの良い音に仕上げられている。
正直、これ一枚でも値段以上の価値はあると思う。
ちなみに、ニール・ヤングのカバー曲(HelplessとAfter The Goldrush)は
旧盤に収録されていた日本語カヴァーとは異なり、新たに録音し直された音源である。
(インタビューによると権利関係&マルチトラックテープの紛失のため)