本書の帯より
南米オリノコ川上流域に住むインディオの部族ヤノマミは、今なお太古さながらの生活を送る。フランスの人類学者ジャック・リゾーは、長らくヤノマミの人々と暮しながら、文化人類学上の重要な出来事となる一冊の本を書き上げた。
日常の情景に始まり、狩り、性の習俗、戦い、魔術から祝祭に至る部族独特の営みを、抑制のきいた情熱と透徹した正確さで描き出し、今や変貌を迫られるこの部族に、ほとんど神話的な輝きを添えた。貴重な四十枚の写真も、人々の生き生きとした表情を伝える。
本書を読むと、都市に住む私達が、既にバーチャルの世界で生きていることが解ります。
「現実」とは何か。人間とは何か。文明とは何か。そして、生命とは何か。
いつの時代もその疑問に答えは無く、またいつの時代も、無数に存在したすべての命そのものが、答えなのかもしれません。
定価は3800円。「パピルス」の書籍の中でも、トップクラスの出来です。未読の方全てにおすすめしたい一冊です。