「本の売り上げが低迷している」と、ニュースで聞いた。
知ってはいたが、図書館利用は慣れると楽だし、本の種類も豊富だ。
それに、部屋に荷物を増やしたくない。
そんな理由で、最近は本(小説)を買うことは無かった。
でも、「たまには買って読んでみようかな」と本屋に寄ったのが、
「ヤッさん」との出会いだった。
「ヤッさん」は、ホームレス。しかし、常に身支度を整え、日課である
(運動)を欠かさない。
そして、飲食に携わる職人顔負けの「味覚」と「食の知識」を持っている。
ヤッさんの弟子になった「タカオ」。ヤッさんと行動を供にするうちに、
ヤッさんの生き方に惹かれたり、様々な出会いを通して、タカオも成長していく。
ただ、それだけじゃない。「食べること」「食べさせること」のどちらにも共通する
理念が、読んでいて伝わってくる。
飲食店で一度でも働いたことがあれば、考えさせられる場面もあるだろう。
それにしても、「ヤッさん」って!!どれだけシンプルなんだ…。
シンプルな題名だが、奥の深い人物「ヤッさん」。
空腹の時に読むと、お腹がグーグーなるかもしれない。