引退につながった朝青龍の暴力事件、市川海老蔵が受けた暴行事件。このワイドショーをにぎわした事件は、いずれも暴力団にも暴力で対抗する暴走族OBグループとのつながりがある。
暴力団は徹底的に取り締まられ、その構成員は結婚式を挙げることさえ判決で否定されてしまうほど人権を奪われており、暴力団の構成員の半分以上のシェアを占める山口組においては、上層部へ上納する資金の負担で、末端組合員は貧乏暮らしを強いられ、使用者責任をトップに及ぼさないために暴力による抗争は禁止されていて、暴力団員はチンピラに遣りたい放題たたきのめされても泣き寝入りすることしかできない。最早暴力団員になっても金と権力を手にすることはできないため、暴力団は若者に魅力を与えない組織になってしまった。
その中で、取り締まり法で公然組織の形では活動ができなくなった暴力団は、団員を形式上破門させるなどの方法で地下組織・非公然組織に形を変えつつある。
一方山口組がヤミ金融というシノギで育てたサラリーマン型若年犯罪者達が、ヤミ金融の崩壊後オレオレ詐欺という新たな犯罪ビジネスを開発し、隆盛を誇っている。
そして、今オレオレ詐欺や様々な形の犯罪ビジネスが次々と生まれているが、その主流は暴力団ではなく、ITに精通した普通の若者達が自分達で犯罪で稼ぐためだけに作り上げている半グレ集団である。半グレ集団には、暴走族等の挫折経験のある若者だけでなく、有名大学の学生や卒業生など、ごく普通の若者が参加するようになってきている。
暴力団がマフイア化するとともに、普通の若者が犯罪を手に染めるようになり、犯罪はますますわかりにくくなっている。
警察も、パチンコや風俗の取り締まりをネタに業界団体への天下りを拡大する等堅気を食い物にする側として手を広げている。
日本社会の崩壊が進んでいること、世の中に蔓延する拝金主義を根本から正さないと日本は立ち直れなくなることが良く解かる。