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著者によると、ヤクザは怖がられてなんぼ、つまり外見とイメージが大事と言ってのける。これは、セールスでもビジネスでも恋愛でも、勝負を賭ける時に、外見が大事、という鉄則と同じである。ただ、ヤクザの方がしのぎ(生活)が掛かっているので、真剣味が違う。また、実際の交渉では、Yesで答える質問を続けて断れなくするとか、法外な要求を突き付けて交渉決裂直前に譲歩案を提示するとか、二人組で片方が憎まれ役で片方が調停役をするとか、まさに教科書通りのセオリーを使っていて、示唆に富んでいる。
では、彼等の心理術、交渉術を理解して、上手く対応できる自信があればヤクザは怖く無いか?というと、やっぱりヤクザは怖い、と思ってしまうのは自分だけだろうか。
要約するほどの内容は無くて、とにかく「機先を制し」喰らい付き、機を見て「逆ギレる」、その技術に長けたヤクザたちの話芸が詰まった、そこそこの読み物です。
でも、違法ですから真似はできないし、してもならない。
ただ、まとめるなら、3点セットを押えておけばいい。
つまり、「おいっ!」「こらぁ!」「なんやとっ?」。
語彙としては、この3つで足りる。
そのほかは結局、キレ芸に帰着するのではないか?
「キレ芸」というのは、青木さやかの「どこ見てんのよ!」的な迫真のハッタリのこと。
あとは、できれば、この本とともに、会社の総務経験者などの手で書かれた「受け」、「迎撃」手法に関する書物も、あわせ読むべし。
かなり相対化されます。
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