ここ数年でヤギに関する書物がいくつか出るようになって喜んでいる。この本の売りは「実際にヤギを飼育ている人たちを訪問して、写真やインタビューなどを紹介する」だと思う。確かに、前半はそうなっているが、中盤から後半は、他の本にも同じようなことが書いてある、エサのこと、小屋のこと、病気のこと、乳や肉のことなどが並べられている。せっかく「ヤギと暮らす」のだから、もっと、飼育現場や飼育している人たちの暮らしに重点をおいて欲しかった。また、最近の新しいヤギ飼いの飼い方である「ペット」的な視点も、最新の本としては欠けていると思う。ともあれ、今現在ヤギを飼ってない人にも、「書店で見つけやすいヤギの本」として見て欲しいものである。