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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
著者のこれまでにない熱が伝わってくる,
By たかし (大阪府茨木市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: モーロク俳句ますます盛ん 俳句百年の遊び (単行本)
桑原武夫の「第二芸術論」をもう一度、根本から見直そうとした著者の俳壇への舌鋒は鋭く、熱い。 子規から始まり、碧梧桐、虚子そして大正の俳人たち、 自由律、戦後の俳句と俳人・・・と俳句の道筋を 開けていく作業が続くが。 戦後の俳人たちと「第二芸術論」との関わりのあたりから 著者の熱さは最高潮となる。 とくに印象的なのは草田男論。 短歌から微妙な遺産を受け継ぎ 俳句から思想を紡ぎ出そうとしながら 中途半端にその志向をやめてしまったと かなりに強い論調である。 もうひとつ。 上野千鶴子との対談はわかりやすい。 上野が自由律俳句を目指し、 俳句をやめてしまった核心まで ふつうに語っているのは出色。 坪内がこれほど自説を主張した著はなかったように思う。 そんな印象の本格俳句論の著作。
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