70年代初めに日本ビクターから「ソウル・ブルーズ・コレクション」と言うブルーズのシリーズがありまして、当時外盤がなかなか手に入らなかった地方ではうれしかったのを覚えています。ところがだ!この親父は抜かされとったんだよ。選者が中村とうよう、桜井ユタカ、日暮泰文だったと思うが、何故何故入っていないの、と言う不思議な現象でした。シカゴ南部派の三羽烏のサニーボーイもエルモアも入っているのにですよ。マディーなんかVol.2までありましたよ。
と云うわけで彼のはじめての日本版LPが出たのが75年に死ぬ少し前だったんですよ。そしてそのLPはかなりの部分このCDのもととなった2枚のLPから選曲されています。
このCDはかなり幅広い時代を対象にしていて入門版としては文句なしでしょう。後年ヒューバート・サムリンがバックをつけた曲は聴きやすくスマートですが、メンフィス時代の荒々しく、どたばたしたウルフはアドレナリンがぶんぶん分泌もの。このCDでは2曲しか入っていませんが機会があったら別のCDで聞いてみてください。
後年に関しては確か「More Real Folk Blues」と言うCDでヒューバートのギターが存分に聴けます。Folkブルーズというのが笑えるけど。
いずれにしてもウルフ親父はとてもCD1~2枚で分かるほど単純でも寡作でもありません。これを機にまた集めてみようかと思い始めました。
死ぬまで武闘派だった親父、私のアイドルです。