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モードの迷宮 (ちくま学芸文庫)
 
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モードの迷宮 (ちくま学芸文庫) [文庫]

鷲田 清一
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 945 通常配送無料 詳細
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モードの迷宮 (ちくま学芸文庫) + ちぐはぐな身体―ファッションって何? (ちくま文庫)
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商品の説明

商品の説明

第11回(1989年) サントリー学芸賞・思想・歴史部門受賞 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

たとえば、このドレスはわたしの身体を覆っているのだろうか。逆に晒しているとはいえないだろうか。たとえば、衣服は何をひたすら隠しているのだろうか。いやむしろ、何もないからこそ、あれほど飾りたてているのではないだろうか。ファッションは、自ら創出すると同時に裏切り、設定すると同時に瓦解させ、たえずおのれを超えてゆこうとする運動体である。そんなファッションを相反する動性に引き裂かれた状態、つまりディスプロポーションとしてとらえること、そしてそれを通じて、“わたし”の存在がまさにそれであるような、根源的ディスプロポーションのなかに分け入ってゆくこと、それが問題だ。サントリー学芸賞受賞作。

登録情報

  • 文庫: 230ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1996/01)
  • ISBN-10: 4480082441
  • ISBN-13: 978-4480082442
  • 発売日: 1996/01
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:文庫
メルロ=ポンティの研究で有名な阪大学長の鷲見清一。本書はそんな彼が挑んだ初のファッショ
ン論だ。といっても刊行は今からもう四半世紀ほど昔。『マリ・クレール』での連載の書籍化なのだ
が、もとの連載を鷲田に依頼したのは、村上春樹を「発掘した」と言われているヤスケンこと故安原顕
らしい。

本書を読み考えるうえでキーワードとなるのは両義性だ。過小であり過剰、秩序であり混沌、美徳
であり背徳、従属であり抵抗、自然であり人工、見ることであり見られることであるファッションの両
岸を、なんどもなんども往復する。

衣服で着飾ることは、本文中で触れられるコルセットや纏足の例が示す通り、本来あるがままの自
然の身体を従属させることを意味する。だがそれだけならフーコー的身体観でしない。ではなぜこの
自由な「消費社会」でも我々は裸のサルに回帰しないのかという話になる。そこで著者は問いを逆さ
にする。いやむしろ、服を脱いだところに自然の<わたし>がいるという考え方や、服を脱いだところ
に生来的なエロティシズムが隠されているという信仰こそ、むしろフィクションではないかと。

わたしは服に拘束されていると同時に、服に覆われることによってでしか<わたし>という存在にか
たどられない。コップに注がない限り水が形を有しないのと同じように、わたしは服を着ない限り<わ
たし>になれないのではないのだ。そして、自分を見ることができないという身体的宿命ゆえに、われ
われは服を着て(本書でこれを可視性と呼ぶ)他者に見られることで、はじめて<わたし>を確認する。
ある意味これもフランス現代思想チックであるが、鷲田はそんなラディカルな論を打ち立てる。

氏の著述は毎回単線道路を進むというより、一周する円をなんどもなんどもループする印象を受ける。
だがそれは単なるループというより、われわれがかの「桑田ロード」のエピソードを知るときに感ずるス
トイックさを備えている。
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22 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By elepro
形式:文庫
内容はファッションというよりも、身体を覆うもの、身体を修飾するものとしてのモード論。
服を哲学的に捉えたい人には、非常に優れた教科書となるだろう。
オシャレとかそういう気持ちで読むと失敗する。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
男性目線 2007/6/3
形式:文庫
女性の楽しみといえば、ファッションとメイクアップ!
といっても過言ではない。けれども、この本の中では
毎年のモードの矛盾を、ことごとく暴露していく。
これを読むと、もはや
ファッション雑誌を見ていたあの頃に戻れなくなりそう。
女性のモードというのは、男性の分析対象としては面白いでしょうね。
でも、女性が読むとこの分析には幻滅する点も多いと思う。
しかし、鷲田さんってさすがはメルロ研究者だなと思う。
いずれにせよ随筆でも高水準をキープされているのですから!
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