内容説明
稀有の天才の全体像をエピソ-ド豊かに描くわが国の音楽批評の先導者・吉田秀和の出発点にはベ-ト-ヴェンでもバッハでもなく,モ-ツァルトの音楽があった.透徹した知性と鋭敏な感性に満ちた音楽評論集
内容(「BOOK」データベースより)
モーツァルトは、父親にヨーロッパ中をひきまわされていた従順な神童時代ばかりでなく、一生を通じて漂泊する人であった。イタリア、フランス、南北ドイツのあらゆる音楽の流れに身をひたし、バッハやヘンデル等の影響下において彼等と対決し、18世紀音楽の完成者となった。わが国の音楽批評の先導者が、楽曲の細部に即して語りつつ稀有の天才の全体像を構築した、陰影に富むモーツァルト論集
著者紹介
1913年東京生まれ。東京帝国大学仏文科卒業。音楽評論家。著書に『主題と変奏』『ソロモンの歌』『ヨーロッパの響、ヨーロッパの姿』『レコードのモーツァルト』『世界のピアニスト』『世界の指揮者』『私の好きな曲』『モーツァルトを求めて』『ベートーヴェンを求めて』『セザンヌ物語1・2』『吉田秀和全集(全16巻)』など、学術文庫に『モーツァルトの手紙』がある。