グリュミオーの端正で優美なモーツァルトを満喫できる至上の演奏です。
オイストラフもメニューインもムターも素晴らしい演奏を聴かせてくれますが、
グリュミオーの演奏が最もモーツァルトの音楽の喜びを味わわせてくれると思います。
アインシュタインは、死とはモーツァルトを聴けなくなることだ、と言ったそうですが、
そのモーツァルトの音楽が顕現したひとつがこれであると私は思います。
演奏会でグリュミオーの生演奏を聴くことは叶いませんが、1956年ザルツブルク音楽祭
でのグリュミオーとザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の5番KV219のライブ録音
がありました。
http://www.prestoclassical.co.uk/r/Orfeo/C713062I
このCDには、同じKV219をERICA MORINI、NATHAN MILSTEIN、WOLFGANG SCHNEIDERHANが
それぞれ別の年のザルツブルク音楽祭で演奏した録音も収録されており、堪えられません。