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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ちょっと荒れてる気がする,
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レビュー対象商品: モーツァルト:レクイエム (CD)
ザルツブルク出身のカラヤンは、同郷のモーツァルトの演奏をするとき、必ずしも「正しい」演奏をするわけではない。レガートのかかりっぱなしに、大きすぎる編成、劇的な音の強弱と時代考証された演奏が多い今日の演奏スタイルからは当然のこととして、カラヤン全盛の時代ですらかなり特異な演奏をしていた。賛否両論はあるが、こぢんまりした小回りの効いたモーツァルトも好きだが、個人的にはあの徹底的に磨きぬかれ、豪華絢爛、流麗華美なカラヤンのモーツァルトは好きだし、ありだと思っている。基本的に派手好きで、マンハイムの楽団のレベルの高さに惚れ込んだモーツァルトのことを考えるとカラヤンの演奏だってもしかしたら作曲家本人も気に入ったのではないかと勝手に思っているからなのだが。そういった派手で流麗なカラヤンのモーツァルトのレクイエムはどうかというと、実はあまりいいとは思わないのだ。テンポの設定はベームの演奏と比べれば速めであるが、常軌を逸したような速さではないし、ピリオド奏法と比べれば遅い。編成だってレクイエムのほかの演奏と比べて特別大きいわけではないのでカラヤンの交響曲の演奏と比べれば至って普通。 では何がそんなに引っかかってしまうのかというと、カラヤンにしては音が荒れる感じがするのだ。手兵の合唱団にしろ、バルツァにしろ、音がかさついていて全体にわたって音が荒れたような印象を受ける。弱音に対して人一倍気を使うはずのカラヤンにしては弱音が悪い。その結果、曲全体の呼吸も浅く聴こえてしまい、レクイエムの古典的な名盤と言われる演奏と比べると深みに欠けるような印象を持ってしまう。また時に批判の対象となるカラヤンのレガート、そして流麗とも言えるフレージングも雑さを感じる場面が多く、カラヤンにしては若干つんのめっているような印象を受ける部分もある。 もちろん水準以下の演奏をしているわけでもないし、録音もいい。さらに飽きてくる前に終わるという意味においては初めてレクイエムのCDを買う場合はおすすめできるとは思うのだが、カラヤン、ベルリン・フィルのコンビの演奏から期待する完成度は少々裏切られるような部分もあると思う。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
高い精神性! 最高の「モツレク」演奏の一つです。,
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レビュー対象商品: モーツァルト:レクイエム (CD)
モーツアルト・レクイエムのCDは、いろんな演奏家のCDを所有していますが、ベーム/ウイーンフィルの演奏を最も愛聴していました。カラヤンは表面的な美しさに傾くきらいがあるため、モツレクのCDは持っていませんでした。しかし、FMで聞いたのをきっかけに、カラヤンのCDを買ってみたところ、ベームの演奏に一歩も引かない見事な演奏であることを知りました。ベームの演奏は、ゆっったりとした堂々たるテンポによる精神性の高さとともに、流麗な美しさが際だっていますが、カラヤンのそれも、ベームに負けないくらいにゆっくりめのテンポで、レクイエムの悲痛な精神性が見事に描かれていたのです。カラヤンの、いつもの美しさを求める傾向は影をひそめ、モーツアルトが表現しようとしたレクイエムの神髄に、ストイックなほどに迫っている、最高のモツレク演奏のひとつだと思います。 しかも、録音にこだわるカラヤンらしく、マルチマイクによる収録により、合唱のパート別の歌唱まで聞き取れるほどの、情報量の豊かさです。最初の方のレビューで、「音が荒れている」という評価が書かれていますが、それは大変な間違いだと思います。CDの情報量が多いと、再生するステレオに問題があれば荒れて聞こえることがあるものです。ぜひ、グレードの高い再生装置で聞いてみてください。荒れているどころか、普通のモツレクのCDよりも圧倒的に音楽の情報量が豊かで、しかもカラヤンとは思えない(失礼!)高い精神性に感銘を受けるでしょう。 この演奏は2回目の録音で75年のものですが、最初に教会で録音された61年のCDも、ホールと歌い手が違って素晴らしいものです(ジャケットにカラヤンが大きく出ているCDで、マーケットプライスで手に入ります。)。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
出だしの美しさ,鳥肌がたちます,
By 高橋 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: モーツァルト:レクイエム (CD)
この曲は,CDだから完成出来たと思います。この曲はLPでしたら、曲の冒頭の静寂の中から現れるオーボエの官能的とも言える美しいソロは,雑音にまみれ,とても音楽になりません。レクイエムなのに官能的' 発売当時は評論家に散々その様なイチャモン付けられていました…僕は勿論、このゾッとする美しさにゾッコン惚れました(^ ^) こんなイメージの破壊は、カラヤン-BPOにしか出来ない事と思います!出来ればさらに音質の良いディスクで再発売される事を望みます。
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