とにかく、創設間もない読響が素晴らしい伴奏をしている。ウィーンの指揮者というシュタイナーも、装飾音を短くしたり、内声を聴かせたりと、飽きさせない。グシュルバウアー/ウィーン響、メータ/イスラエルフィルの比ではないし、録音も良い。これは、奇跡的である。
そして、もちろん、絶頂期のランパルが、すぐ目の前で演奏しているかのようなものすごい迫力ある音を聴かせてくれるので、フルート演奏をする人にはたまらない魅力。ランパルトーンが、なぜヨーロッパ・世界を席巻し得たのか、よくわかる録音である。クリスタルの様でもあり、軽さ・明るさのある地中海的と称えられた音は、まさに”マルセイユ派”の音である。
パイヤールとの”フルートとハープのための協奏曲”と並び、彼のベストモーツァルト録音です。