内容(「CDジャーナル」データベースより)
70歳をこえてから、新たにスタートさせたモーツァルトのソナタ集第3弾。幻想曲は、ブレンデル自身の校訂によるもの。また、第3番と第17番は、初録音という、聴き逃せないアルバムとなっている。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
ブレンデルって、意外にモーツァルト録音してなかったのね。それが、70過ぎて、にわかに“モーツァルトを弾くべき時が来たっ”と言ったそうで、協奏曲とソナタを集中的に取り上げて、これはソナタのほうの第4弾となる。初期といっても18歳だから、モーツァルトの場合はすでに壮年期の作品と最晩年の曲。そしてあまり演奏されない珍しいK.396の幻想曲という、なにやらいかにもブレンデルらしい、一癖ある選曲だ。単純にみえて結構難しい曲を並べて、ブレンデルはモーツァルトの天才の奥深さを聴かせてくれる。中低域の澄んだ響きを創りだしているペダリングとか、微妙なテンポの動かし方とか、繊細なアーティキュレーションとフレージングとか、考え抜かれていて、時代様式を意識しつつも自分のテリトリーに引きずり込んで、ピアノは控えめながらも、あくまでピアニスティックなのね。ピリオド楽器が幅をきかせている今、結構面白く聴かせてもらいました。 (田中明) --- 2005年05月号