モーツァルト生誕250年を記念して様々なイベントが催され、関連のアルバムが発表された2006年だったが、ここまでクラシックの名曲を独自のアレンジで斬新に聴かせてきたクラッツブラザーズ&キューバパーカッションの面々もやはりやりました。モーツァルトオンリーのアルバム。
基本的な路線はこれまでに発表されたClassic Meets Cubaと何ら替わることはないのだが、このアルバムは全ての楽曲をモーツァルトの物に限定している。(ま、そこがみそなわけで・・・)
これまでにない新しい感じといえば、スムースジャズ風に仕上げた2や、カリプソ風の3などか。特に3はピアノを弾いたことのある人ならばだれでも一度は通ったことのある「道」なので興味深いだろう。
5のトルコ行進曲などは彼らの真骨頂である、スピーディーでスリリングな展開が存分に発揮されているし、15では超有名曲のアイネクライネを完全にマンボナンバーに造り替えてしまっている。
ボーナストラックの2曲も最高。17ではドンジョバンニのアリアをラテン風のデュエットで聴かせてくれるし、締めのフィガロの結婚はハモンドオルガンを入れてちょっと怪しげな70年代のスパイ映画風にまとめている。
これがジャズも含めると4作目のMEETSだが、今回もアイデア満載で楽しませてくれる。